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40名から100名へ。フル出社から基本リモートへと変わってゆく、ここ1年ちょいのnote社の記録

note社が外苑前のオフィスに移転して2年が経過しました。

このオフィス紹介。じつは、入社前のわたしが「お手伝い」で2018年12月に書かせてもらった記事なんです。

この記事を書くためのリサーチで、生後半年の息子をベビーカーで連れて、はじめてnote社へ行った日のこと。

当たり前ですが、オフィスにははじめて会うひとしかいなくて、みんな私服で(オフィスカジュアルじゃなくて、ものすごく私服…語彙力)、ドギマギしながら、記事に書けそうな小ネタを色々質問していました。

SNSで発信している社員も多かったため「わーーーほんものだーー」と思っていたことを覚えています。それが、いまやみんなマブダチなんだから、人生って不思議です。

この記事は【noteのみんな アドベントカレンダー2020】の第4日目(12月4日分)にエントリーしています!

その後、2019年4月末にnote社へPR担当として入社してから感じた変化をこの記事ではお届けします。組織の急拡大で、どんな変化があったの?社会環境の旧変化で、いま、みんなどんなはたらき方しているの?に興味がある方には、ちょっとだけ参考になるかもしれません。

いまはどんな状態?

この1年半、noteというサービスの知名度が一気に高まって利用者も急速に増えました。当然提供する側の組織も強くしていかないとね!と採用もめちゃくちゃがんばっています(現在進行系)。

具体的には、40名くらいの組織が100名超にまで増えました。社内に今までいなかった職種のひとが加わるとこんなに変わるのか!とか、阿吽の呼吸って変えていかなきゃだよね、とか、色んな発見があります。

そんな組織の急拡大はただでさえ大変なのに、ご多分に漏れず、いまの社会環境の急変化で「はたらき方」も大きく変わりました。

 毎日オフィスへ当たり前のように行くフル出社から、基本が在宅勤務へ。

※note社では、会社に来てもこなくてもいい「フレキシブル出社制度」を導入中です。

在宅勤務のときは満員電車のストレスもなく、子どもたちを送り出してから即仕事を始められています。それは最高なんですが「まだ対面したことがない新メンバー」がどんどん増えています。

3月以降で、50人くらいは仲間が増えたようです。一度に全員対面する機会はまだないから、実感は湧いていない。これは、新感覚!


今も1年半前も変わらないこと

💡 オフィスが静か!

前職はワイワイガヤガヤしたオフィスだったので、入社してまず、そのギャップにびっくりしました。自分の席で外部のひとと話すのが緊張するくらい、静かです。

最近入ったみんなからも「やっぱりリモートで、ひとが少ないから静かですね」と言われますが、あのね、前からめっちゃ静かなんです。

ただ時折、局地的になにかのトークが盛り上がったりすることは、よくあります。

今週出社したときは、加藤さん(CEO)が、大量にお取り寄せした柿をみんなに配ってくれました。

※他にもいろんなところでの激写が報告される加藤さん。

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💡 Slackがすごく盛り上がっている!

え、じゃあ、みんなあんまり仲良くないの?

そんなことはないんです。活気あふれていて、Slackの飛び交う量がはんぱじゃない。ちょっとなにか質問したり、相談したりすると、いろんな人が意見やフィードバックをくれます。

入ったばかりのときは緊張もするかもしれませんが、勇気をだして「それ、どういう意味ですか?」「これに意見くれませんか?」と流してみると、いいことがある場所です。

💡 みんながそれぞれの「スキ」を尊重しあっている

採用面談で聞かれるのが「どんなひとが多いですか?」の質問。

わたしは大体「なんらかのオタク。各自推しているもの、好きなものがあるから、他の人の趣味嗜好に口出すようなひとはいません。お互いがスキなものを尊重しあっている感じが心地いいです」と答えています。

2.5次元コンテンツのプレゼン・鑑賞大会も定期開催されているらしい。いつか参加したい。

💡混沌とした環境

専門性を持つひとが増えて、ぐちゃぐちゃだったものが整理されて道が見えやすくなっていく。そんな感覚はありつつも、日々「こっちにこんなのあったぞー」と遺跡発掘隊のような気持ちで働いています。

💡 だれでも手を上げて提案して、スピード感を持って進める風土

上記のとおり、まだまだ混沌とした場所だらけだから

この仕組み、なんでないの。
ここがぐちゃぐちゃすぎる。
こんなことできたらいいのに。

そんなアイデアや提案がどんどんSlackに投稿されて、バシバシ決裁されて。即修正されたり、プロジェクト化されたりして、実現していきます。この爽快感はやめられません。


💡 note愛の強さ
みんなnoteが好きで、創作することが大好きで、noteのクリエイターを心からリスペクトしていること。みんな、いろんな記事をよく読んでいます!


変わったこと

💡オンボーディングが充実した!

わたしが入社した初日。Macと使い方の説明と座席、以上!解散!という感じでした。

えっっっと、わたしはなにをするんでしたっけ?は自分で見つけて、動いて〜と動きだしたら目まぐるしい日々が始まって、今に至ります。

いまは人事や労務、コーポレートITの奮闘で、完全リモートでも完結するプログラムが組まれている。すごい!

入社から数カ月後にオフィスで初対面して「物理では、はじめまして」「物理、物理」と挨拶がとびかうのも日常茶飯事です。

※note語だと思いますが、対面で会うことを「物理」と表現しています。


💡ほとんどの会議が出入り自由になった

以前は会議室の都合で「ひとが溢れてしまうから(リアルに床に座り込んで参加しているひともいた)」と限定されていた参加人数の上限がなくなりました。参加する時間がない場合も、公開されているアジェンダで情報のキャッチアップができます。

社内の情報格差なく仕事へ取り組めるように、とかなり意識された設計です。

💡雑談激減への対抗策が浮上

こんな感じでキャッキャする機会が激減してしまったnote社でやっているのは、以下のようなこと。

1:常に空いている雑談Zoom部屋の設置
なかに誰がいるか分からなくて入りづらい、誰もこないから大声で歌ってやりました。などの報告が相次いでいます。盛り上がるときもありますが、まだまだ発展途上で、今後に期待。

2:Discord
ワイワイ楽しそうにやっている、気がします。note社のなかではITリテラシーが低めなわたしは、まだ数回しか入っていません(今度入るぞ)。

3:チームごとの雑談タイム
PRチームは毎朝10時から15分間が雑談タイム。前日のイベントの感想から、最近はじまったドラマ、気になっているITツール、おすすめのコスメまで、これ15分で話したの?ってくらい、雑多におしゃべりしています。

わたしは大体この時間を「化粧タイム」に充てて、話しながらお化粧しています。ひとりモーニングルーティーン実況状態。

4:Slackに個人チャンネルが増加
それぞれが思い思いのことをつぶやいている #tl-●●(個人名)が増加中。それぞれの人柄が伝わってきたり、思わぬこぼれ話を拾えたりするので、楽しいです。


💡 #opendoor-cxo誕生
もともと加藤さんと雑談する#opendoor-ceoはありましたが、cxoの深津さんとお話するバージョンも登場しました。PRチームは来週のランチタイムに突撃予定です。たのしみ!


こんなこともやっていきたい

わたしはPR(=Public Relations)担当で、社員も関係構築をするステークホルダーのひとつ。社内コミュニケーションの活性化やバリュー浸透が大事!という気持ちから「Slackチャンネル整理プロジェクト」「全社員が集まる集会の改善プロジェクト」を主導したり、いろんな横断プロジェクトに参加してきました。

2021年は、もっともっと尽力したいなと思っています。

以下、やること宣言!


💡積極的に声をかけていく

まずは、前から在籍している自分から声をかけていく!入社間もないひとにとっては挨拶しようにも、「この人、だれなんだろう…」と思って話しかけづらいことがよくあると思います。

noteは自由出社なのでいつだれがオフィスにいるか分かりづらい。

※そんな悩みに答えて、最近コーポレートITの東さんがこんな神機能を作ってくれた!

しかも、それぞれの個性を尊重しているから、Slackのアカウントも実写じゃないひとが多いんです。

結果、わたしも出社したときは「もしかして…●●さんですか?」と恐る恐る声をかけています(笑) 今後も、積極的に自分から話しかけにいくと思うので、社内のみなさんは温かく見守ってください!


💡会議で積極的に発言をする文化を促進する

せっかく会議は「だれでも参加OK」なのだから、わたしが疑問に思ったこと、こうだったらいいのにと思うことは、多少外野からの意見でも積極的に言うようにしています。

たとえばプロダクトの会議に出席している場合。わたしは開発チームではありませんが「究極の素人目線」でいることが、ユーザーやクリエイターの気持ちを代弁することになると思うのです。「ばかだと思われる」ことは、あまり気にしないようにしています。

会議の邪魔になりそうであれば、チャットでもいいし、隙きをついて声を出してもいい。戸惑っているひと、遠慮しているひとの背中を押していきたいです。


noteのバリューで表現するのであれば「つねにリーダーシップを」。

どれだけ組織が大きくなっても、サービスが大きくなっても、ひとりひとりのクリエイターの顔を思い浮かべながら「自分がやらなきゃ誰がやる」精神で、仕事をしていきたいものです。

今年もあと少し。走り抜けるぞ!


noteのみんながどんなことを考えているのか?興味が湧いた方は、ぜひチェックしてみてください!

わたしの本業(PR)のお仕事にも興味があるぞ、という方は、以下のまとめをどうぞ。


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