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Chicken Race

 往年の名画「理由なき反抗」はジェームズ・ディーンがゼンマイが切れて動かなくなったおもちゃの猿に新聞紙を掛けてあげて一緒に路上で眠る印象的なシーンから始まる。

 「チキン」とは「羽根をむしったニワトリのように鳥肌を立てた腰抜け野郎」を意味するスラング。

 そして、「チキンレース」とは、「1体1で崖あるいは壁に向かって車を走らせ、先に車から脱出したりブレーキを踏んだりした方が負け」というルールで行われる、誰がチキンであるかを証明するレースのこと。

 チキンレースで車から脱出する事に失敗したバズは車ごと崖から転落し死亡してしまう。レースの前にバズは実はジミーを気に入っていた事をジミーに告げる。

 バズとジミーは反目しあっていた訳では無かった。むしろお互いに惹かれあっていた。

 事故後、ジュディを案じたジミーがジュディに会いに行った時クルマのラジオからはDJがバズからジミーへ贈ると紹介する音楽が流れる。

 ラストは涙無しには観ていられない。

 それにしても、最後にプラネタリウムに向って歩く紳士は一体誰なのだろう。

 監督のニコラス・レイが演じているのだそうだが、、、?

 


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