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個別指導塾の恥ずかしい実態

 僕は都内の大手個別指導塾に講師として7年間在籍していましたが今年、利益優先の塾の方針に疑問を持ち、講師を辞めました。

 チューターとしての仕事をする事もあり、多くの講師を見てきました。理系の講師の中には優れた指導者がいますが、英語、国語の講師にはろくな講師は居ないというのが正直な感想です。

 英語、国語はほぼ全ての講師が指導する事が出来ますが、読解問題では、中学生の問題でさえも回答が無いと指導できない講師が殆どでした。

 高校生の英語、国語の読解問題に至っては、専門のプロ講師でさえ、解答の解説を読むだけの指導を平気でしている講師がいるのにはとても驚かされました。

 英語も国語も、本文を早く読んで、正確に内容を掴まなければならないのに、その方法を教える講師はまず皆無でした。

 個別指導塾の講師の殆どは学生講師です。プロ講師と呼ばれる講師を専業とする講師は1割もいません。

 学生講師の中には、就活が本格化するまで熱心に指導して実績を上げる講師もいますが、プロ講師の中には到底プロとは呼べない、学生では無いというだけのプロ講師が多いのが実態です。個別指導塾はどうしても講師の人数が必要だからです。

 それでも、1体1の指導という事で法外な授業料を取っているのが個別指導塾です。広告の指導実績は一握りの優秀な講師の指導実績であって講師全員の指導実績ではありません。くれぐれも騙されませんように。

 

 

 

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