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GHQによって歪められた日本の英語教育

 書き言葉は書かれた順に日本語に、話された言葉は話された順に日本語に置き換える。

 こんな当たり前の事が行われていない日本の英語事情を憂いています。

 書かれた英文を文末から文頭に向かって日本語に置き換えて行くなんて愚かな読み方するのは日本人だけです。

 話された英文を一区切りついた所から遡って日本語に置き換えるなんて無駄な聴き取り方をするのは日本人くらいです。

 話された英文は話された順に頭に入り理解されるのだから、頭に入って来た順に日本語に置き換える、あるいは英語のまま理解すれば良いのです。

 英文の返り読みというのは、戦後GHQによって作られた文法訳語方式という英文の訳し方であって、読み方ではありません。

 そして、戦後80年近く経った現在でも、学校や塾の英語教師は愚かにもこの文法訳語方式という訳し方を、さも読み方のように指導して多くの真面目な学生を絶望の淵に追いやっています。

 受験英語では英文速読の能力が要求されるのに、返り読みしていては決して速読はできないからです。英文速読が出来なければ高得点は臨めません。

 どんな言語も、書かれた言葉は書かれた順に、話された言葉は話された順に理解されるべきなのです。

 学校にも、塾にも、この当たり前のことを堂々と指導している英語講師はきわめて稀です。だから、超貴重な存在です。

 

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