見出し画像

「鎌倉殿の13人」とTVアニメ「平家物語」

近頃のささやかな楽しみは「鎌倉殿の13人」とアニメ「平家物語」。
物事を多面的に見ることの大切さを突きつけられるので、セットで追いかけて観ていくのがお勧め。
対極から描かれ、全く異なる魅力を持つ2作品だけど共通して素晴らしいのはオープニング。曲と映像。良すぎ。

「鎌倉殿の13人」はそもそもタイトルに力があるし、曲も映像もどアタマから過剰なくらいの躍動感に溢れていてめちゃくちゃカッコイイです。 おそらく平家打倒は前半で終わり、13人の本筋は血生臭い権力闘争になっていくことを考えると、オープニングちょっと良すぎないか?と不安になるくらいに。
義経が菅田将暉である以上、今回、主人公ではない鎌倉殿(頼朝)を大泉洋がどう演じてどう持っていくのか、ここから見どころ満載ですね。

アニメ平家物語は、羊文学の歌詞がとにかく素晴らしい。「盛者必衰の理をあらわす」では済まされない想いを「あの花」の意味を知ることで読み解こうとする。結末を知っている。だから驕れる平家であってくれないと心の置き所が難しい。その苦しさに正面から向き合っているよう。
そこに優しさと儚さを纏った人々がとても丁寧に描かれているアニメーションがあわさって、はじまる前から「泣いちゃいそうな美しさ」が満ち過ぎていて、こちらも心の準備が追いつかないままに物語が始まってしまう。

そんな感じで「吾妻鏡」と「平家物語」を勉強しながら観ています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?