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対岸

海について少し思いを巡らせた時、綺麗な海とか珊瑚礁とか視覚的なものよりも先にそれ以外の嗅覚、触覚、味覚に特に目が行くのはなぜだろう。(この場合、目が行くは矛盾してる感じがして面白いからあえて)

しょっぱい海水
船釣りで海水につけて食べた刺身の味
潮の匂い
照りつける日差し
日焼け止めの匂い
足の裏の熱さと珊瑚の感覚
海から上がった後の肌のベタつき

あとは、、聴覚だと波の音とか?

故郷は3月に海開きをするような暑い所だったので、海といえば海水浴場・見るものでなく泳ぐものというイメージが強いからなのかもしれない。

そう考えると海が無い県や寒冷地の県の人はどんな海を想像するんだろうと思う。育った環境ひとつで言葉の意味が変わる一例だとも言えそう。

陸から海を見る人もいれば、空から見る人、海中の人もいるだろう。海中でも浅瀬の人と深海の人がおそらくいる。海は広いと感じる人もいればいってみたいな他所の国の人もいるわけだ。

悩んだとき海を見ると自分がちっぽけでバカバカしくなるとか良く言うが、人間は広大なものを見るとそういう視点の違いみたいなものを客観的に捉えやすくなるのかもしれない。(宇宙とか星とかもそんな気がするだけ)

他の人の海があることを認識できる人になりたい。

#わたしと海

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