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ハプスブルグ家

49 .ハプスブルグ家の王宮とエリーザベト皇妃

 ウィーンといえばハプスブルグ家だ。フィレンツェといえばメディチ家、フランクフルトといえばロスチャイルド家というような感じかな。

 ハプスブルグ家は13世紀後半にスイスドイツ国境あたりの小貴族から頭角を現しウィーンを中心としてオーストリア/神聖ローマ帝国を650年間支配し、その家系が現在も続く名家だ。「戦いは他のものにさせるがよい。汝幸あるオーストリアよ、結婚せよ」はマクシミリアンⅠ世が残した家訓。つまり王家の発展のためには、子供をたくさん産んで政略結婚させることが重要なのだ。

 家訓どおり16人も子供を産み国政も仕切った偉大なるマリア・テレジア。その娘マリー・アントワネットはこの家からフランス王家に嫁いだが18世紀末フランス革命で処刑されている。


王宮の音楽ルームに並んでいた家具と楽器、譜面台

58.ウィーン王宮 音楽室

こちらフェルディナンド・ハプスブルグ君1997年生まれ。

ハプスブルグ家の跡取りで現役のレースドライバーだ。

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エリーザベトは19世紀中頃、南ドイツのバイエルン王国から、16歳でこの家にお嫁に来た。夫はオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフⅠ世だ。フランツ・ヨーゼフⅠ世にとってマリー・アントワネットは、曾おじいちゃんのお姉さんにあたる関係となる。エリーザベトはその美貌でヨーロッパ中に有名だった。身長172cm、体重50kg(そのうちの5kgは長い髪の重さだったとのこと)、ウエスト50cmをキープするための努力は凄まじかった。徹底した自己管理、食事、運動、美容術、ダイエット。

王宮内のエリーザベトの部屋には今でも彼女が毎日行っていたエクササイズのための、吊り輪・梯子段・ぶら下がり棒などが置かれている。


58.エリザベート健康器具

王宮の博物館では、ハプスブルグさんちで毎日使われていた食器数千枚を鑑賞できる。金銀陶磁器そして世界中から買い集められた陶器。

プレゼンテーション2



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