見出し画像

殿堂入りゲストハウスとワイン畑のお風呂【須坂 東御編】


今宵のお宿は、弟曰く日本一のゲストハウスという須坂の蔵。

ゲストハウス蔵(Guest House KURA)
〒382-0086 長野県須坂市本上町39

https://www.ghkura.com/

ゆったりとした時が流れる小さなゲストハウスです
建物は古き良き本物の日本家屋
街に出るとかつての繁栄をしのぶ蔵造りの家々や
こだわりのある新しいお店に出会えます
ここは旅好きな方が面白く感じてしまう、そんな場所です
- 公式サイトより

わたしは両親も共に長野県民、かつ自分も松本生まれというネイティブ長野人にもかかわらず、須坂はホームに見えて完全なるアウェー。一人旅で見知らぬ街にやってきたときは、ゲストハウスがいいと思う。なので須坂に来たいと言うよりは、泊まりたいゲストハウスから逆算して旅を組み立てている。
日本一のゲストハウスと言っても理由は色々あると思うが、弟の話だとオーナーの女性のお人柄と清潔でcozyな空間が素晴らしいという話に興味をそそられてGoToすることに。ゲストハウスでただでさえ良心的な価格が、割引されて本当に一回の夕飯くらいのお金で泊まることができる。しかもクーポン付きなので実質1500円くらいしか払っていない。なのでできるだけ別のことでお金を落としていこうと思う。
みんな色々言うけどGoToは素晴らしい経済施策だと思う、旅人的には。


さて、KURAは普段は外国人バックパッカーや、ぶどう園で働くワーホリ外国人の受け入れをしていたりと、信州をめぐる海外の旅人たちのベースとなっているよう。
古い建物が並ぶ通りにある古民家で、今日は相部屋と思いきや個室にアップグレードしていただいた!
私好みなビンテージ風インテリアなカフェも併設。カフェはオーナーのママがなさっていて、家具のセンスが光る。
いいなぁ〜モリコのB&Bもこんなカフェスペースが欲しい。
むしろプロデュースして欲しい。

画像1


近所のお店で1人お蕎麦を食べて、はしごで飲んで歩いて帰ったのは9時すぎ。なのに須坂の街は深夜歩いているかのような感覚になる。東京だったら24時に歩いていても、居酒屋の客引きにあうのに…
やはり地方の時計はいいな。

KURAに帰ると、スタッフのゆうりさんがいたのでラウンジでチルしがてら、飲み足りなさを補うべく志賀高原IPAを。
棚ぼたでケーキまで頂いてしまった。
このラウンジスペース最高だな、コロナ前は夜な夜なここで世界中からきた旅人たちがチルっていたと思うと、ほんとにはやくコロナよ終わってくれという気分になる。

画像2



B&Bをやってみたい話をしてみたり、ぶどう園のワーホリ話 (彼女はまだ25なので海外のぶどう園でワーホリも計画しているらしい!うらやましい!)
わたしももし、彼女くらいの年齢のときにここで働く選択肢を知っていたら、今頃どこで何してたのだろう。

10数年前にバンコクに住んでいた時にカオサン通りのバックパッカー宿に並ぶオープンテラスのカフェやバーの雰囲気。あの居心地のよさは日本ではきっと再現出来ないってあの頃は思っていたけど、ここにはそれがあった。懐かしいし、埋れたくなる。しかも遥かに清潔で便利な環境とともに。。

画像3

画像4

画像5


こちらが今夜のわたしのスイート!
お布団があったく、気持ち良すぎて、寝坊してしまったやないか。

翌朝ゆうりさんに送り出してもらって、近所で買った朝ごはんのおやきを頬張りながら、翌日はワイナリーを巡った。


帰る前にひとっ風呂浴びたお風呂は東御市の湯楽里館。興味を持っているワイナリーの近くにあり、ぶどう畑の中にあって、烏帽子岳を見晴らせる露天風呂に注目。

画像6



入館前にあまりの見晴らしの良さに心奪われて立ち尽くして写メを撮っていたら、風呂上がりの近所のおじさんが、「きれいなもんだね、ちゃんと撮れたかや」と話しかけてくれた。
うちのおじいちゃんと同じ話し方とアクセントで懐かしい。

画像7

画像8


お風呂はとても広く、こちらも地元の方の憩いの場なのだろう。源泉掛け流しがないのは惜しいが、露天風呂の絶景でチャラでしょう。
景色でいうとほったらかし温泉と拮抗している気がする。ぶどう畑の懐かしい香りに包まれて入る風呂は最高。 

サウナーの方用に、遠赤外線サウナ一つと水風呂もある。
お風呂自体は普通の大浴場ではあるが、ここが特別なのは景色だけでない。
ワインとビールのミュージアムがある。しかも敷地内でビールも作っているというオリジナリティ。車だとここで飲めないのが惜しい!惜しすぎる。

画像9

みづほ温泉 湯楽里館

http://tomi-kosya.com/yurari/
〒389-0505 長野県東御市和3875番地

泉質 弱アルカリ単純温泉らしいが温泉感はうすい。
露天風呂 景色は最高
サウナ あり
アメニティ ぶどうのシャンプーとリンス、ボディーソープ
ドライヤー あり
風呂飯 いけてる食堂あり
料金 510円
源泉掛け流し なし
ユニークポイント ワイナリーミュージアムとビール工場併設
客層 地元の方々
プチ情報 年間30万人も来るらしい

画像10



施設を出た頃には外は真っ暗で、満点の星空!
わたしの場合ほんとの意味でふるさとなので、魂の里帰りと洗濯ができた気がする。いやむしろ呼ばれてここにきた気もする、というスピ女子の言いそうなコメントを残し、フロガーデビューの長野旅を締めくくりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?