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空間が映す日本酒の美しさ。#2

日本酒についてもっと知りたいと思い、色々と調べていた先にとある日本酒バーに辿り着いた。そこは"SAKEBARO"という名前で、住所非公開の会員制日本酒バーである。知ったきっかけはInstagramを見て。写真越しで見る空間の美しさに魅了され、すぐに行ってみたいと思うようになった。当然ながら会員ではなく、会員の人に連れて行ってもらうしか行く方法はない。もしくは、海外からのゲストはDMを送れば予約できるそうだ。偶然にも外国人の知り合いが多いため、日本へ来た友人に予約してもらい、ようやくお店に辿り着いた。

住所非公開のため、予約をすると住所が送られてくる。その時点でワクワクが止まらない。実際に訪れると、写真で魅了された僕の想像を上回ってきた。圧倒的に美しく、日本らしさを表現するような空間に、厳選された日本酒。SAKEBAROのような空間で日本酒を飲める場所は他にはなく、海外から来た友人達を僕が紹介するようになった。

ちなみに、友人達が日本酒を飲みたいと言ってるから紹介しているのではない。SAKEBAROの空間が凄いから、その空間で日本酒を飲んでほしいからおすすめしている。何が言いたいかというと、日本酒を飲むにしても、食事をするにしても、どこで飲むかがとても重要だということだ。SAKEBAROは、五感を日本酒に全集中して飲める空間となっている。店内も暗く、他のお客様の顔が見えにくくなっていたり、話している内容もわからない。友人と共にいくとすれば、日本酒と友人にだけ集中できるそんな空間だ。また、スタッフのホスピタリティも最高で、ただの作業のような接客ではない。お客様とスタッフという垣根を超えて、仲良くしてくださる方々ばかりだ。

また、素晴らしい空間は良い出会いがあるような気がする。何度もSAKEBAROへ足を運んでいるうちに、素敵な出会いが沢山あった。それこそ、オーナーさんと一緒に飲ませて頂いたり、とある蔵元さんとお話させて頂いたり。出会いがあり、繋がりができることもあってまた行きたいなと思う。

僕も日本酒を世界へ向けて発信し続けている。自分の日本酒ブランドも造るし、近い将来SAKEBAROのような、感動させられる空間を創りたい。SAKEBAROから学ぶことも多く、僕が今できることとすれば、酒蔵さんとイベントを開催したり、外国人観光客を酒蔵へ案内したりといったところであろう。実際に、海外へもっと届けたい酒蔵も多いと思うので、何か力になれればと思う。僕は海外の知り合い(特に富裕層)が多く、彼らは日本でしかできない体験をしたがっている。そんな彼らへ向けて毎月何かしらイベントを開催できるよう企画していく。

日本酒の美しさを、世界へ伝えていくために。


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