【妄想脚本】あの娘は綾波レイが好き(未完)


百々(平祐奈)

野田恭祐(菅田将暉)

利香(小松菜奈)

優斗(山崎賢人)

(愛媛らへんの方言にしたい、あとは良いオチ)


シーン1 クラブ・夜

男と性行為に及ぶ利香。

それを覇気のない目で見ている恭祐。


シーン2 通学路・朝

百々「いったぁ」

百々、後頭部を抑える。

友達1、百々の方を見る。

友達1「どしたん」

百々の前方を走る恭祐。

それを見て溜め息をつく友達2。

友達2「また野田くんやぁ。好きだからってちょっかいかけすぎやんな」

恭祐、振り返り。

恭祐「好きなわけないわい。そんなガキんちょ」

恭祐、再び前を見て歩きだす。

百々「もーうるさいわ!」

恭祐「いつまでもそんな子供みたいやから彼氏ができんのや。かわいそや」

恭祐、再び振り向き百々の方を見る。

百々、優斗と楽しそうに話している。

友達1、恭祐の方を見てあっかんべをする。

恭祐、友達1の真似をしてあっかんべをした後、再び前を向く。


シーン3 教室・夕方

ホームルームが終わり、おのおの教室を出る。

百々、恭祐の方に行く。

百々「恭ちゃん、一緒帰ろう。今日、おばさんのとこ…」

恭祐「来んなや。バカがうつるわ」

友達1「ほんと野田はこりんのう」

友達2「ええよ、ほっといて帰ろ」

百々「でも…」

友達1「どうせまた明日もちょっかいかけてくるけ」

百々たち、教室を出る。

恭祐、少し嬉しそうな顔。


シーン4 体育倉庫前・夕方

恭祐、手持無沙汰に歩いている。

体育倉庫の窓を覗いている友達①、恭祐の存在に気が付く。

友達①「おー野田、ちょっとこっち来い」

恭祐「なんや」

恭祐、友達①の方に行く。

友達②「あれ見てみい」

恭祐、薄汚れた窓を覗こうとする。

恭祐「なんや、よう見えんのう」

友達①「あの跳び箱の方じゃけ」

恭祐、目を凝らす。

性行為に及んでいる利香と優斗。(立ちバック)

友達②「見えたか?」

恭祐「あいつ、今日百々と話しとったわ」

友達①、窓を覗きながら

友達①「そら百々ちゃんももうやっとるやろなぁ」

恭祐「はぁ、そんなわけないけ」

友達①「あいつ、興味がある女しか相手にせえへんからなぁ。話してる女はもうみんな、1度はあいつの女になったんや」

恭祐、友達①の方を見る

恭祐「何言っとる。百々なんてどこがいいんじゃ」

友達②「百々ちゃんは東京の女やんなぁ」

恭祐「東京言うたって、中学生のときだけやろ。留学みたいなもんや」

友達①「3年も行ったら十分や。経験豊富なんやろなぁ…。それに、腕の傷がそそるんとちゃうか」

恭祐「お前、何でそれ知っとるん」

友達①、恭祐の方を見る。

友達①「なんで言われても…」

恭祐、その場から離れ

恭祐「あぁ、もう良い。今日はなんかつまらんわ。帰る」


シーン5 恭祐部屋・夜

恭祐、ベッドの上で大の字になっている。

少しぼーっとした後、性器に手を伸ばす。

そのまましごき、すぐに果てる。


シーン6 教室・夕方

利香の席には誰もいない。カバンだけが置いてある。

友達①「野田、帰らんの?」

恭祐「おう。今日はやることがあるんじゃ」

友達②「なんだか知らんけど、帰っとるで」

恭祐「おう」

友達①・友達②、教室を出る。

恭祐、退屈そうにぼーっとしている。

利香、教室に入ってくる。

恭祐「おぉ、お疲れ」

利香、恭祐の方をチラッと見る。

利香「お疲れ」

利香、そのまま教室を出る。

恭祐、少ししてから教室を出て、利香の後をつける。


シーン7 クラブ・夜

利香、地下へと続く階段を降りる。

恭祐も後から階段を降りる。

音楽が聴こえる。

恭祐、入口まで行って引き返す。


シーン8 教室・夕方

友達①「野田、また残るん?」

恭祐「おう。今日もやることがあるけ」

友達②「なんや気色悪いわぁ。ジャージとか盗んどらんやろな?」

恭祐「そんなことせぇへんわ」

利香、教室に入ってくる。

恭祐「お疲れ」

利香、作業的に

利香「お疲れ」

友達①・友達②、唖然として恭祐の方を見る。

恭祐、2人に悪いというポーズをして、利香について教室を出る。

友達①「なんやあいつ」


シーン9 帰り道・夕方

恭祐、利香の斜め後ろを歩く。

恭祐「なぁ、話聞きいや」

利香、恭祐の方も見ずに

利香「急いでるの」

恭祐「あれか、今日もクラブ?か。俺もよう行くわ」

利香、そのまま歩き続ける。

また前と同じ階段を降りる。

恭祐もそれに続く。

利香「しつこい」

恭祐、無視をしてクラブの中へと入る。


シーン10 クラブ・夜

恭祐と利香、激しくキスをする。

隣のテーブルには空になったお酒の瓶の数々。

2人、顔を離す。

恭祐「これや」

利香、再び恭祐の唇を自分の唇に押し付ける。


シーン11 学校・昼

百々「なんや、恭ちゃん来とらんの。どうしたんやろ」

友達1「百々、知らんの?」

百々「そんなん、いちいち把握しとらん」

友達2「なんや、面白くないなぁ」

百々「なにがや」

3人、楽しそうに笑う。


シーン12 ホテル・夜

恭祐と利香、布団をかぶったまま性行為をしている。

2人の吐息が聞こえる。

恭祐、そのまま利香の上に倒れ込む。

しばらくそのまま。

利香、恭祐を隣にのけ、カバンを漁る。

恭祐「なにしちょるん」

利香、睡眠薬をくわえたまま恭祐の方をチラリと見、ペットボトルの水で飲み込む。

恭祐「お前もか。弱い女ばっかりやな」


シーン13 恭祐宅・夕方

百々、プリントを持ってくる。

恭祐母「百々ちゃん悪いねえ」

百々「気にせんといてください」

恭祐母、椅子に座り

恭祐母「なんか最近あの子よう分からんのよ」

百々「まぁ、高校生じゃけ。難しい時期なんや」

恭祐母「それだけならええけど…」

百々、お茶を飲み干し

百々「ごちそうさまでした」

恭祐母「百々ちゃんからも何かあの子に言ったげてえな」

百々、帰り支度をしながら

百々「分かっとる。心配せんといて」

恭祐母「あの子、百々ちゃんが東京に行っとったときも、なんや遊びほうけて…」

百々「悪い子や。おばさんをこんなに心配させて」

恭祐母「東京の子も、同じなんか?」

百々、カバンを肩にかけ

百々「忘れてしまったけ。思う出しとうない」


シーン14 クラブ・夜

恭祐・利香、お酒を飲み、キスをする。

恭祐、視線を違う方に向け、立ち上がる。

そのまま女の方へと向かい、肩を組む。

女、まんざらでもない顔で(だいぶ酔いが回っている)

女「なぁ、何するん」

恭祐「ええやろ」

恭祐、女を連れてトイレに入る。

そのまま、強引にキスをして、女の胸を触る。

利香、トイレの方を見ているが、目はおぼろげ。


シーン15 ホテル・夜

恭祐・利香、ベッドに寝転がっている。

恭祐「ええ女じゃった」

利香、顔だけ恭祐の方に向け、

利香「百々ちゃん」

恭祐、利香の方をじっと見る。

恭祐「なんや」

利香「今日話したの。あの子何かあったの? 東京で」

恭祐、天井の方を見て

恭祐「そんなん知らんわ。どうでもええ」

利香「そう。私ははやく、戻りたいけど」


シーン16 恭祐宅・昼(休日・私服)

百々、恭祐の部屋の入口に立ち、

百々「恭ちゃん、なんで最近学校来うへんの」

恭祐、しばらく手元の雑誌を見たまま。

その後、百々の方を見て

恭祐「なぁ、百々。こっち来いや」

百々、入口に突っ立ったまま、

百々「…なんや、恭ちゃん気色悪いで」

恭祐「何言うとる。ええから…」

百々「こっちのセリフや。それとも具合でも悪いんか」

百々、心配そうに恭祐の方を見る。

恭祐、雑誌を横に置き、

恭祐「もうええ。帰りい」

百々「それだけなん」

恭祐「俺じゃあかんのやろ」

百々「何がや」

恭祐、立ち上がり、ドアノブに手をかける。

恭祐「わずらわしいわ。ガキはもう帰れ」

百々、首を傾げてから恭祐の部屋を後にする。


シーン17 ホテル・夜

恭祐、正常位で利香とセックス。

恭祐「…あぁっ」

恭祐、射精を終えた後、少し息を整え性器を抜く。

そのまま利香の横に寝転がる。

利香「ねぇ」

恭祐「…なんや」

利香、恭祐の方を向き

利香「お腹空いた」

恭祐「コンビニでも行くか」

利香、ベッドから出る。

利香「良いよ。私が買って来る。何が良い?」

恭祐「たらこ」

利香、ショーツを履きながら

利香「待ってて」

利香、着替えを済ませホテルを出る。

恭祐、上半身だけ起こし、さっきまで利香の痕跡のあった自分の性器を見つめる。

しばらくしてからまた寝転がる。

そのまま眠りにつく。

恭祐、目を覚まし、部屋を見渡す。

利香はまだ帰ってきていない。

ベッドから出て、服を着る。

そのままドアの外へ。

利香、帰ってくる。

恭祐「遅かったのう」

利香「あんたがたらこが欲しいって言うから」

恭祐「すぐそこのコンビニにあったけ」

利香、バツの悪そうな顔をする。

利香、おにぎりを出そうとしたところでコンビニの袋が置いてあることに気が付く。

利香「自分で買ってきたの?」

恭祐「おう」

恭祐、バリバリと食べ始める。

利香、恭祐の隣に座り、置いてあった包装を見る。

利香「たらこじゃないじゃん」

利香、包装をベッドの枕側の淵に置く。

『納豆巻き』の文字。

恭祐、納豆巻きを食べ終える。

そのまま利香と強引にキスをする。

利香「やっ…」

利香、必死に抵抗する。

恭祐、舌を絡める。

利香、恭祐を突き放し、口の周りを手の甲で拭く。

かまわずに利香を押し倒す恭祐。

勃起した性器を利香の中に入れる。


シーン18 体育倉庫・夕方

カバンも持たずに校庭をうろうろする恭祐。

ふと何かに気が付き、歩みを速める。

恭祐「おう。今日もお前の女っちゅーのを増やすんか」

優斗、振り返る。

優斗「なんや」

恭祐「誰か呼んどるんやろ」

優斗、跳び箱の上に腰かけ

優斗「そや」

恭祐、にたっと笑い、

恭祐「利香か?」

優斗「ちゃう。百々や」

恭祐、真顔に戻る。

恭祐「あんな女どこがええんじゃ」

優斗「どこが、とかそんなのは関係ない」

恭祐、再びにたっと笑い、

恭祐「面白そうや。俺が聞いといたるわ」

恭祐、跳び箱の後ろに隠れる。

優斗「ええけど、気色悪いわ」

百々「なんや、急にこんなとこ呼び出して」

優斗「こっち来い」

百々、顔をしかめて

百々「話ならここでもええやろ」

優斗「そういう問題とちゃう」

優斗、百々の方に行く。

百々「なんや」

百々の首筋にキスをする優斗。

百々「やめ!」

百々、優斗を突き放す。

優斗「なんや、初めてみたいやな」

百々「そういうのええから。くだらない。あんたの性欲に付き合いとうないわ」

優斗「それが東京に行った女の言う言葉か」

百々、顔をしかめ、

百々「東京なんて、3年間だけやん。それに、大切にしときたいんよ」

優斗「なんや、大切にて。お前好きなやつでもおるんか」

百々「ほっとき」

優斗「まさか野田とちゃうやろなぁ」

百々、黙る。

優斗、跳び箱の裏を見て

優斗「やって。良かったのう」

優斗、目を見開く。

萎えた性器を握る恭祐。

百々「どこ見て話しとるん」

優斗、慌てて百々の方を見る。

優斗「もう行き。悪かったの」

百々「本当にそれだけなん。ほどほどにせえよ」

百々、体育倉庫を出る。

優斗、再び恭祐の方を見る。

優斗「お前ほんと気色悪いのう」

恭祐、か細い声で

恭祐「…あかん」


シーン19 クラブ・夜

恭祐、いつもの階段を降りる。

クラブの奥の方へと進む。

男と性行為に及ぶ利香。

それを覇気のない目で見ている恭祐。

利香、恭祐に気が付く。

利香、気持ち良さそうな顔をしたまま

利香「恭祐」

恭祐、利香を無視して帰る。


シーン20 教室・朝

友達①「野田」

友達②「久々やのう。どしたん」

恭祐、雑誌を読みながら

恭祐「なんも」

百々、教室に入ってくる。

恭祐がいることに気が付き

百々「恭ちゃん」

百々、恭祐の方へと向かう。

そのまま雑誌を読み続ける恭祐。

百々「今日テストじゃけ。何もやっとらんやろ」

百々、カバンを漁りノートを取り出す。

恭祐、百々の方を見る。

百々、ノートを差し出したまま。


シーン21 帰り道・夕方

恭祐・百々、並んで歩く。

百々「外で学生生活楽しんでたん?」

恭祐、黙ったまま。

百々「お母さん心配しとったで。私もやけど」

恭祐、下を向いたまま

恭祐「もうええ」

百々、恭祐の方を見て

百々「何がや」

恭祐「俺はもう、あかんのじゃ」

百々「なんか知らんけど…」

百々、何かに気が付き顔を上げる。

利香の家の前、救急車が止まっている。

百々「…あれ、利香ちゃんの家やんな」

恭祐「また薬でもいっぱい飲んだんやろ」

百々、黙る。

恭祐・百々、何も話さず歩き続ける。

たびたび利香の家の方を振り返る百々。

恭祐の家の前に着く。

恭祐、門を開ける。

百々「恭ちゃん」

恭祐「なんや」

百々「また明日も教室いてな」

恭祐、振り返らずに

恭祐「おう」

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