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「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」#6  「食事が先か? ネコが先か?」編      釜山 韓国編 Part3

2冊目のネコ写真集出版を目指してますチャレンジで復活した、伝説の無責任フォトエッセイ「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」も6回目を迎えることができたのだ。1人でも読んでくれる読者の方がいてくれるだけでうれしい限りである。さらにいうと、このオープニングトークから本文もだいぶ短くまとまってきたのではないかと、手応えを感じたり感じなかったりする次第である。文字数で言うと、復活から3分の1になってきているのだ。野球やってないけど、なんだか肩があったまってきた感じなのだ。
それでは、「食事が先か? ネコが先か?」編はじまりはじまり。

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何日も歩いて出会ったこのネコは、汚れていて風格があるけれど、とっても甘えん坊で、近所の人たちからかわいがられていた。

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この日もずっと歩いているのだけど、地図を見て歩くわけではないので、本当に感覚というか、写真が撮りたいなあと思ったらその方向に進んでいく。いなかったら、今度はこっちかなあ。そんな感じで歩く方向を決めている。それでも出発前には、昨日歩いたあの辺りから見えた、ちょっといい感じの街並みに行ってみようと、決めているのだ。

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甘え声を出してるなと思ったら、オジサンがやってきてかわいがっていた。

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そのまま遠くに商店街が見えるので、ウロウロキョロキョロしながら歩いていくと、お店の前でおばちゃんがネコを眺めて座っていた。

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ネコがいたらその周辺には他のネコもいるかもしれないので、周辺を特別警戒。発見したのだ。でも逃げるからこれ1枚だけ。

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丘の街というのが如実に現れている。2階の階段はそのまま外からもアプローチできる便利な設計。

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ネコがいるかなあと雰囲気がいい路地を眺めていたら、おじさんが座っていた。

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その路地を歩いていくと、コヤンニ(韓国語でネコ)発見。雰囲気があって狙い通り。

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お店なのか、自宅なのかわからない造りの建物の中でネコがくつろいでいた。

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またオジサンが座ってる。しかも道路にイスを置いてる。どうやら駐車場の係員のよう。

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ネコを見かける機会が増えてきた。でもみんな逃げる。

気分転換に、釜山から離れた場所の街へ行ってみた。

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どこか忘れたけど、駅から歩いて2時間くらい山を登ってたどり着いたお寺。

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お寺がある駅前には、御供物の花などを売るお店がたくさんあった。出発前に、駅前で見つけた食堂で冷麺をいただく。

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有名なお寺のようで、たくさんの人たちが訪れては拝んでいた。

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帰り道。とっても暑い日で、露店のおばちゃんは昼寝をしていた。何を売ってたんだろう。

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そのまま街へ下りて、市場を散策。ネコがいる雰囲気がぷんぷんするのだ。

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ネコはいねぇがあ。

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ここにもいねぇがあ。

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ここにもいねぇのがあ。

大体は市場の生鮮食品などを扱うエリアにいることが多いんだけど、ここの市場では不発。ネコに巡り会えなかったので、そのまま繁華街へ。

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いたけど、なんだかどこで撮ったかわからない写真で困る。

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暑いから車の下にいるのだ。ナンバープレートのハングル語でギリギリ韓国ってわかるか。

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今度は夕食のためにチャガルチ市場へ。※これはチャガルチ市場ではありません。ただおもしろい建物だなあと。

この旅ではどうしても食べたいものがあったのだ。それは、「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」である。飯ダコの足がウニウニ動いていて、それを塩がふられたごま油に付けて食べる、至ってシンプルな食べ物である。吸盤の吸い付き具合も痛いけれど、何よりも食感含めておいしいので大好物なのだ。

いざ食べようといろいろ歩いていくものの、なかなか「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」を扱っている食堂に当たらない。

ネコを撮りにきたはずなのに、すっかり「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」を食べる旅に変わってきている。

飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」をさがしているけれど、そこは猫写真家である。この辺りにネコはいないかちゃんと情報収集しているのだ。
でもなかなかいないなあ。1人の市場のオジサンが、「コヤンニならその裏にいるよ」と有力情報をくれた。早速私は口が「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」になりながらも、そっちへ急ぐのだった。

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ネコ発見って思ったら、子犬だった。かわいいけれども、さてはオジサン、ネコと犬をまちがえたのか。ガセネタかなんて疑っていたら、いきなりそのときがやってきた。
ドラマ「東京ラブストーリー」で、主題歌の「ラブストーリーは突然に」が頭の中で流れ始めた。

チャカチャーン、チャーーンチャーチャーチャーンー、ズッタズッタズタズンズン、ズッタズッタズタズンズン(届けこの想い)。

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ネコが4匹楽しそうに遊んでいた。

「ラブストーリーは突然に」の頭の部分を思い出していただいて、歌ってみてください。「どのネコから撮ればいいのか、わからないままネコは走ってく、追いかけもて、追いかけても、ネコは走るだけ」

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ネコの興奮する5分間状態みたいで、夕方の薄暗くなってきた時間ではピントが追いつかないのだ。

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やっと止まったと思っても、すぐに他のネコに向かって飛び出していく。

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なんとか撮影できたけども。どこなのかわからない写真。

魚介の食堂が多いので、市場を眺めがらまた歩いて「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」を探すことに。

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これは日中にチャガルチ市場を2Fから撮影したもの。

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韓国ではイシモチが人気のようだった。

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みんなパワフル。

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キッチン付きの宿を見つければ調理できるんだけどなあ。

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こんな感じでいきなりネコに出会うこともある。

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海鮮が食べられる食堂のネコ。おばちゃんに話しかけて撮らせてもらった。首輪にリードがついていて、まさに招き猫である。でも、なんだか高そうなお店だったので、撮影だけさせてもらった。

ところで「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」はどうなったかというと、無事に食べることができたのだ。一体何度「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」って書いたことか。「食事が先か、ネコ撮影が先か」って、普段は食に興味がないけれど、韓国料理とタイ料理は別腹なのだ。朝何食べよう。お昼何食べよう。夜はどれにしよう。そればかり考えてしまうのだ。

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このときの動画はyoutubeに上げてるので、ご覧ください。

見てたらお腹が鳴り始めた。


無事に待望の「飯ダコの踊り食い(サンナクチ)」を食べたので、夜の釜山へ。フィルム時代とちがって、デジタルでうれしいのは、夜になっても撮影ができるということ。これは活気的である。
ただ面倒というか、大変なのは、パソコンとHDDを持って行かないとデータを保管できないということ。貴重品が増えるし、重量も増すから撮影旅行となると大変である。

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夜の路地裏でじっとこちらを見つめていた。ちょっと動いたら一目散に走り去っていった。

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繁華街で見つけたネコオブジェ。

というわけで、少し前の釜山ネコ撮影の旅でした。
写真など一挙公開なので、ちょっと長めになってしまったのだ。次回は少し前の撮影の旅なので、ちょっと短め。どちらかというと街角のスナップ多めな内容になるはず。

旅はさらにつづくのだ!


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ブライダルカメラマン&猫写真家のモリケンこと森永健一。 ネコ写真集「あきらめニャければうまくいく」(電波社)より発売中!エキサイトニュース、えんウチ、しらべぇにも取りあげられました。 東京カメラ部写真展4回入選。 ネコフォトエッセイも連載していました。