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#570 「10年後になりたい自分」について100個書ける?

“けんすう”こと古川健介さんの著書「物語思考」を通しで読み終えた。読み終えただけで、この本の中に出てきたワークをまだやっていないから、全て活用できたとは言えない。ワークはこれから取り組んでいく。

けんすうさんの述べられている物語思考を大雑把にまとめると、自分という人間のキャラを設定してそれを俯瞰し、行動させることで自分の物語を転がしていくつもりで幸せな人生を実現していこう、という感じである。この“キャラ”を設定する上で大切になってくるのが頭の中の枷を外すことであり、そのためのワークが「10年後になっていたい自分の状態について100個書く」というものだ。

どんな自分になりたいか、ということを考えたとき、小さな子どもなら何の制限もなく夢想してあらゆる夢を語ることができるかもしれない。しかし、ある程度物事がわかってきたりするとだんだんその想像が限定的になっていき、大人になると「こんなことは自分には実現できないだろうな」という枷がはまってしまう。

もちろん、あまりにも現実的でないこと(例えば「年収10兆円になる」など)では意味がないが、実現可能性があるものでも頭の中の枷によってブレーキをかけてしまうことは多い。年収を今の倍にする、などは、やりようによっては実現できることだろう。あれこれとできない理由を見つけてきては無理だと判断してしまうのが、まさに頭の中の枷に囚われている状態だといえる。

そういった枷を外して10年後になっていたい状態を考えることがなぜ必要なのか。それは、人は過去からの経験ではなく未来にこうありたいという願望から動くことができるから、だ。過去からの積み重ねによってのみ行動を選択していたら、無難な方へ無難な方へと行動を制限していってしまう。対して、未来の状態への願望からであれば、そこにたどり着くために逆算してどう行動すればいいかを考えることができる。

僕はこれから、10年後のなりたい自分の状態を100個書くワークに取り組む。みなさんは、10年後の自分について100個書けるだろうか。ぜひ一度、トライしてみてほしい。そして「物語思考」もぜひご一読を。

(了)

○この内容をもとにお話したstand.fmの放送は、こちらから聞くことができます


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