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牛と共に暮らすことでイノチを感じる子ども。


母なるガイアへ
〜地球は泣いている〜⑧

子どもには静かな強さを持って欲しいと思っています
子どもには静かなやさしも持って欲しいと思っています。

大好きだった牛「こうすけ」の最期

父親の背中をみて育った息子は
私よりも仕事ができる(汗)
動きも父親にそっくり
多くを語らない父親は子どもに対し
「観ておぼえろ!!」と子どもに言う

牛飼いという仕事は
イノチをまっすぐにみなければいけない。

「生きる」か「死ぬ」か

牛と一緒に育ちました。

息子が小学校に入る前にうちで生まれた子牛「さくら」名前は息子がつけた私たちの技術と環境が整わず
一回お産したあとに種がつかない
つまり、妊娠しない。

私たちは和牛の繁殖農家であり
妊娠が難しくなるとお肉にする選択となる

ある日、父親が息子に伝える
「さくらが種がつかんけん、あと一回種付けしてダメだったら肉にする」
息子は目に涙を浮かべて頷き
「さくら」との限られた日々を
自分なりに考えて動く

放牧場に連れていき
青草をたくさん食べさせて
発情もきて、、、
受精士さんに「さくら発情がきました!種つけてください」ってお願いして、、、

結果、妊娠せず
肥育して市場に売ったのでした
このときは直売はしておらず
後悔していますが
最後は息子が市場につれていき
お別れしました。

「さくら」とお別れのとき。

「さくら」はどんな人に食べてもらえたのかな、、、。

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