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『2D映像から複数の人物を同時に3D化する映像技術→VRスポーツ観戦が生まれるか』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.5.25
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■2D映像から複数の人物を同時に3D化する映像技術
It’s amazing to see how new technology is opening up opportunities for creatives.
— Brian Bosché (@BrianPBosche) May 23, 2024
This 3D animation was generated from 2D videos with Move AI motion capture. No suits needed.
Now you can easily capture athlete movements to create engaging digital experiences for fans. pic.twitter.com/G5kTKFEQnT
この 3D アニメーションは、Move AI モーション キャプチャを使用して 2D ビデオから生成されました。スーツは必要ありません。 アスリートの動きを簡単にキャプチャして、ファンにとって魅力的なデジタル体験を作成できるようになりました。
モーションキャプチャーは、昨今では映画やゲームの制作シーンでは広く使われています。「1994年(30年前!)の「バーチャファイター2」は一番最初にモーションキャプチャ技術を使ったゲーム」なのだそうです。
しかしモーションキャプチャーはグリーンバックの部屋で特殊なスーツを着るかセンサーマーカーを全身につけて、莫大な予算と期間をかけて扱うものでした。
それが、上記の映像ではリングの上のボクサー2人もレフェリーも特殊なスーツなどは着ていません。
This is using video from 6 GoPro cameras.
(これは6台のGoProカメラの映像を使用している。)
と、よくあるGoProをいろんな角度で撮れるように6台配置して撮ったものをAIで3D化したのだそうです。
複数の人を3D化する難しさ
昨年あたりには2D映像から3D化するAI技術はありましたが、1年足らずで複数の人を同時に3D化できるようになりました。
1人から複数に人数が増えれば処理が重くなることはもちろんですが、人物が重なって奥の人が映っていないシーンが発生しやすくなります。
上記の映像ではボクサーがリングを円を描くように動いていますし、レフェリーとも映像上で重なるシーンもあります。それでも破綻なく3D化できています。
6台のGoProで死角をできるだけなくすことはもちろん、3Dオブジェクト化してしまえば位置を移動させる処理で映っていないシーンを自動的に補っているのだろうと思います。
リングの中に入り込むVR観戦方法も実現か!?
このモーションキャプチャー技術を用いれば、ボクシングであればリングの中から選手を超至近距離で試合を観戦する体験も実現できるはずです。
レフェリー目線、一方の選手の目線、真上からの視点など、これまで見たことのない臨場感あふれるスポーツ観戦ができます。
スポーツは現場に行って間近で見るのが極上の臨場体験ではありますが、映像でしか見られないオルタナティブな臨場体験を楽しむのが未来のスポーツの楽しみ方になっているかもしれません。
これを楽しむのにベストなのはVRゴーグルでしょう。ゲーム機としての需要は一定ありつつ、なかなか爆発しきれないVRのキラーコンテンツは、実際に行われたスポーツを中に入り込んで楽しむ映像ソフトの可能性は大きいと思います。
もっと大人数、広範囲をAIで3D映像化できるようになるなら、サッカー、野球、バスケットボール、アメフトなど、今でも大きなマーケットになっている種目でVR観戦は需要が大きそうです。
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