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『折りたたみスマホはスマートウォッチの大型版だと捉える』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.6.18

■モトローラ「razr+」を試す--大型のカバーディスプレイが画期的

折りたたみ型スマホがこの1か月少々の短い期間に立て続けに発表されています。


縦折りはスマートウォッチの大型版

こちらはSamsungの新型折りたたみスマホですが、モトローラの「razr+」と同様、たたんだ状態でも全面液晶です。

 razr+でまず目立つのは、巨大なカバーディスプレイだ。3.6インチなので、仕様上では10年以上前の「iPhone 4」のディスプレイより大きいことになる。

「razr+」の記事側から引用しましたが、たたんだ状態の液晶でも3.6インチありiPhone4のディスプレイより大きいそう。

見るだけの作業やごく簡単な入力作業は折りたたんだままの液晶で行い、しっかり文字入力するなど広い画面が必要な時は開いて使うという想定のようです。

多くの折りたためないスマホに不便を感じていない人には上記のような使い分けがピンとこないかもしれませんが、見るだけで済ませる使い方をする最たるものはスマートウォッチでしょう。

常に身に着けて、通知のタイミングで目をやるだけで情報を得る使い方はスマートウォッチに近いはずです。むしろスマートウォッチを3インチ程度に大型化したうえで必要に応じて開閉できるようにしたほうが用途にあっているように思います。


ウォッチアプリのつもりで用途を発想

既存のスマホアプリすべてを折りたたみスマホの画面分割に最適化させるのは至難ですが、ウォッチアプリという別世界だと位置づければ全く別のアプリ用途を思いつくかもしれません。

マップアプリなら腕時計の位置で案内表示させるほうがスマホを握りしめていないぶん転倒したときに安全です。ある程度の大きさの液晶があれば方向指示よりずっとわかりやすい地図表示ができます。

開いたときに向こう側と手前側の両方に液晶がある状態になることを利用して、腕時計越しに同時通訳するコミュニケーションデバイスとすることもできそうです。

上記のイラストのようなポーズで、相手側には自分が話した言葉を翻訳して向こう側の液晶にテキスト表示、自分側には相手が話した言葉をこちら側に向いた液晶にテキスト表示とすれば、スマホのように全面液晶がひとつしかないポケトークより直感的なUXになりそうです。


3インチ級の折りたたみスマートウォッチがきっと登場する

スマートウォッチはこれから画面が大型化していくと予想しています。服の袖を通すことを考えると現状の2インチから若干しか大きくできないと考えるかもしれませんが、Dieselのように極端に大きい腕時計の場合は服を着た後に腕時計を付け、服を脱ぐときは先に腕時計を外します。

そういう使い方運用を前提にすれば、スマートウォッチが3インチ級になっても大丈夫なはず。

Appleは3インチ級の超大型や折りたたみギミックがついたものは出さない気がしますが、Android系のスマートウォッチでは出てくるんじゃないかなぁと予想しています。

もしくは「razr+」などを腕に着けるアダプターベルトのようなものが登場するとかもありえそう。腕時計の延長線上にないスマートウォッチ、きっと面白いと思います。

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