『世界初の折りたたみ式キーボード一体型ミニPC「玲瓏(Ling Long)」登場。スマートグラスPCが来る』～【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.7.9
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■時代が3周目に突入？世界初の「折りたたみ式キーボード一体型ミニPC」登場
要約
## 世界初の折りたたみ式キーボード一体型ミニPC「玲瓏」が中国で発表
中国で、世界初の折りたたみ式キーボード一体型ミニPC「玲瓏(Ling Long)」が発表されました。価格は4,699人民元(約10万4,000円)を予定しています。
玲瓏は、キーボードを中央から2つに折り曲げられ、持ち運びに便利なサイズです。小型ながらタッチパッドが搭載されており、モニターさえ用意すればPCとして利用できます。 発表会では一般的なモニターのほかに、スマートグラスと接続しての利用も紹介されました。
「キーボードとPC本体が一体化していて、モニターがないパソコン」
というと、MSXが私にとっての代表です。その現代版ともいえるミニPC「玲瓏(Ling Long)」が発表されました。
半分に折りたためてジーンズのポケットに入るほど小型化されています。そしてもちろん、バッテリーで6時間ほど動きますし高性能です。これぞガジェット！という趣がたまりません。
スマートグラスやスマホを外部モニターに使うコンセプトがイイ！
なにより良いのが、モニターがついていないというところ。
発表会では一般的なモニターのほかに、スマートグラスと接続しての利用を挙げている。
スマートグラスの空間モニターの利用が想定されているのも魅力的ですが、いつも持ち歩いているスマホもモニターとして使うことが提案されています。
そして、コンピューターでかさばるディスプレイを使用する代わりに、ユーザーにARグラスまたはVRグラスと接続することを提案しました。同社のマーケティング資料では、デバイスがテレビ、タブレット、またはスマホに取り付けられていることも示されているため、これらのデバイスは画面を2倍にすることができます。
And instead of using a bulky display on its computer, the company suggested that users pair it with AR or VR glasses. The company's marketing material also showed the device being attached to a TV, tablet, or phone, allowing these devices to double as the screen for it, instead.
この折りたたみPCにモニター代わりに接続するスマホとしてなら、開くとタブレットサイズになるGoogle Pixel Foldのような大型の折りたたみスマホが適しています。
この組み合わせならどちらも折りたたみで統一でき、よほどのガジェット好きだなと周囲にアピールできます:-p
「Spacetop G1」とスマートグラスPCの市場を切り開くか
スマートグラス「Xreal Air 2 Ultra」がモニターとして付属し、液晶モニターを持たないノート（？）パソコン「Spacetop G1」を以前ご紹介しました。
ノートパソコンの液晶モニターでも十分作業はできますが、大きくて広い外部モニターをつなげれば作業効率が5億倍アップします。
ノートパソコンの液晶を大きくすると重くもなりますし、カフェで作業中にモニターを覗かれて情報漏洩するのも心配です。持ち歩くPCの外部モニターとしてはスマートグラスがベストではないかと思っています。
MoguLiveには、「Spacetop G1」の詳細な実機レビューが掲載されています。まだスマートグラスに完全に最適化されていないところはあるものの、このレビューを読むにつけ、やはり魅力的な構成だと感じます。
今回の「玲瓏(Ling Long)」はまだ試作段階のようですが、今後モニターレスの小型PCがどんどん出てくることで、外部モニターとして使いやすいスマートグラスが開発されやすくなるきっかけにもなるのではないかと期待しています。
本当は、スマホをPC本体の替わりとして、
・軽作業はスマホのタッチ操作だけで行う。
・お仕事の重作業は、スマホにキーボードとスマートグラスを接続して行う。
がベストなんですが、スマホをPCとして使う「デスクトップモード」の開発が遅々として進まない現状、この「玲瓏(Ling Long)」のようなキーボード＋PC本体＋スマートグラスという組み合わせは現実的な解かもしれません。
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