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『OpenAI創業者、長寿系スタートアップに巨額投資。AIによる永遠の未来ではなくバイオ系10年延命』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.3.11

■OpenAI創業者、1億8000万ドルを長寿系スタートアップにぶっこむ

AIと共に長生きする人生?

OpenAIといえばChatGPTで今最も熱い企業でしょう。OpenAIの創業者の1人サム・アルトマン氏は、現在OpenAIのCEOを務めていますが、彼がコミットするのはAIだけではありません。
(中略)
そんなアルトマン氏が今最も興味を持っているのが、長生きすること。
(中略)
人間の寿命そのものを伸ばそうという長寿系スタートアップに1億8000万ドル(約246億円)を投資していました。

ChatGPTの大ヒットで一躍有名になったOpenAIの創業者の1人、サム・アルトマン氏が「AI×長生き」に巨額投資というニュース、なのですが、個人的に期待していた方向ではありませんでした。

チャットボットAIが超高度化し、CGグラフィックや音声合成技術もAIで進化しまくれば、メタバースの中で永遠の命を得られるはず。

そっち方向を少し期待していましたが、サム・アルトマン氏が投資したのは「ヒトの寿命をあと10年伸ばすこと」をミッションに掲げるバイオ系スタートアップでした。


故人と“会話”できるAIサービス「HereAfter AI」--記憶をいつまでも鮮明に

2年前にご紹介したことがある、故人といつまでも会話ができるチャットボットAI「HereAftar AI」。

この時点ではAIへの期待値が高くありませんでした。しかしChatGPTの登場によって電脳としての永遠の命を実感できるクオリティにできそうに思えてきました。


為政者は自分自身が長生きすることを望む

しかし大金持ちや為政者は、当人自身が長生きしなければ意味がないと考えるでしょう。「残された遺族たちが偲ぶためのAI」ではなく、自分自身があと10年長生きすることに価値を見出します。


ビデオ映像をAR配置「Wist」×永遠の命AI

先週ご紹介した「Wist」のニュースを見た時、最初に考えたのは「永遠の命ソリューション」としての活用でした。

祖父母、両親、子ども、ペットなど、一緒に暮らす家族を不幸にも亡くしてしまった時も、映像があればいつでもそこに現れます。

これにAI電脳を与え、映像の中の故人をテクノロジーと会話できるソリューション。3D化の精度を上げればデモ動画のようにソファの位置合わせができるだけでなく、立ち上がり歩き回ることもハグすることもできるようになるかもしれません。


そんな未来を自分の目で見るための10年延命

新しいAI技術のニュースに触れるたびに、未来はすんごいことになってるんだろうなぁとワクワクします。

でも自分が生きている間に叶えられるものはおそらくごく僅か。
そして10年後や20年後にもまた、その先30年後に実現しそうな面白いテクノロジーが妄想されているはずです。

10年延命してどこまで面白いものが自分の目で見られるのか、いつでもイタチゴッコでモヤモヤしているのかはわかりませんが、年老いてもずっとテクノロジーの未来を見続けていたいです。

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