『ドル払い副業ニーズ拡大。日本で流行るもの5選』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.10.31
■円安で「ドル払い副業」 海外出稼ぎより日本からリモート出稼ぎ 実践者「生活コストが安い日本で円安の恩恵を受けつつ外貨獲得」
失われた30年を経て今は日本が外国に出稼ぎする時代です。
このトレンドは人口減が続く間は変わらないでしょう。
昔は出稼ぎしようとすると物理的に報酬の高い国に移住するしかありませんでしたが、リモートワークが常識化した今、物価の安い日本に住みながら外貨を得る手段が増えてきています。
これも長期トレンドになるばかりかますます一般化すると予想しています。
■日本に住み「外貨」を得るトレンドで流行るもの5選
1.外貨建ての仕事を紹介する仲介ビジネスが流行る
シンプルに、日本居住者向けに外貨建ての仕事を紹介するビジネスが流行るでしょう。
海外発の仕事を日本から見つけるのは非常に難しく、また報酬が入金されるのかを心配する人も多いはずです。報酬支払いを保証しながら仕事を斡旋するビジネスは今でもニーズが高いはずです。
リモートでできる仕事はたくさんあります。語学教育や翻訳、日本向けマーケティング、日本向けユーザーサポートなど幅広く海外から仕事が供給される状況になることが予想されます。
海外発・ドル建ての仕事と日本の賃金が比較され、日本企業の報酬額も少し高まるかもしれません。または逆に、長期雇用を約束し外国語が不要、というリスクが低いぶんハッキリと「日本国内仕事は楽だけど安い」というポジションに落ち着くかもしれません。こちらの方が可能性は高い気がします。
2.外国語教育ビジネスが流行る
海外発の仕事は基本的に現地語と日本語の橋渡しです。
そのため外国語教育の需要が間違いなく高まります。
これまでは一般教養のような感覚だった英語も徐々に実用ニーズで学ばれるようにはなってきていました。その緊迫感が一層高まるでしょう。
3.報酬は外貨、送金は暗号資産に
海外から日本に送金する時の手数料は銀行を通じると非常に高額です。また振り込み時の事故もないとは言えません。(私自身も過去に経験しました。よほどの金額でなければ事故ると泣き寝入りです。)
少額な単発案件では振込手数料が占める割合が非常に高いため、暗号資産建て送金で手数料を抑えたいというニーズが高まるはずです。
基本はステーブルコインであるUSDCやUSDT、BUSDなどが使われると思いますが、BTCやETHなどメジャーなコイン、ripple XRPなど国際送金を想定して作られているコインなども使われやすいと思います。
4.DAOを通じて暗号資産建ての報酬を得る仕事が増える
海外の仕事を仲介斡旋する仕事が増えると予想しましたが、仲介斡旋するぶん中間マージンが発生します。
そこで中間マージンを限りなく抑える海外仕事斡旋DAOも増えると予想します。
NFTやweb3プロジェクトのDAOに直接参加して仕事を得ることも増えると思いますが、現状ではこれらプロジェクトベースのDAOはダイレクトに仕事募集されているケースは稀です。報酬も不明確で、「成功すれば後からついてくる」というケースが多いのも実情。
これでは安定的に仕事を得る場にはならないため、仕事斡旋DAOというものが登場するだろうと思います。
スマートコントラクトで確実に振り込まれることが保証されたり、過去実績から発注者・受注者ともに不義理しないことが証明されたりするDAOがきっと早期に作られるでしょう。
5.メタバース仕事が増える
正直、これはもっと未来の話だと思います。
デバイスの普及、回線の高速化、メタバースのユースケースの拡大など、待たなければならないことが非常に多いのが現状です。
しかしいざ仕事化できるようになったら多くの仕事がメタバース環境に移行するポテンシャルはあると思っています。
この時の支払いは暗号資産が当たり前になっているでしょう。
■day1からグローバルなweb3と相性がいい
グローバルマーケットへの距離が身近でない人もまだまだ多いと思いますが、外貨建てで稼ぐというのはこれからどんどん当たり前になっていくと思います。
web3では「day1からグローバル」とよく言われますが、まさしく私自身も実感しています。日本にいながらグローバルマーケット向けのプロダクトを考えるというのは全然できますし需要は増える一方です。
これから数十年続く日本の人口減の間、外貨建てで報酬を得る仕事が増えるトレンドは続くと考えると、web3は暗号資産の知識や海外の仕事を獲得するコネクションなど現実的なビジネススキルを身に着けられるよい環境です。
義務教育で暗号資産の取り扱い方やNFT詐欺にあわないリテラシーを学ぶのもそう遠くなさそうです。
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