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『Coke ON Walletが自販機での「現金チャージ」「おつりチャージ」に対応。提案=PayPayチャージに対応した方がいいのでは?』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.2.23

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■Coke ON Walletが自販機での「現金チャージ」「おつりチャージ」に対応 実体験で分かったこと

 日本コカ・コーラは2024年2月21日、「Coke ON」アプリの電子マネー「Coke ON Wallet」残高に自販機から現金チャージできるようにすると発表した。新機能名は「自販機チャージ」で、3月中旬以降順次提供される。10円単位でチャージ可能だが、払い戻しは行われない。

自動販売機をCoke ON電子マネーのチャージ機にしてしまおうという施策が発表されました。

・自販機に現金を入れてCoke ONアプリにチャージする(商品は買わない)
・自販機に現金を入れて商品を買い、おつりをCoke ONアプリにチャージする

の2種類の利用方法があるとしています。


チャージに2分かかるのは要改善でもナイストライ

ただし、上記記事では使い勝手の悪さなどを指摘しています。

 実際に体験してみると、現金でチャージして購入するくらいなら、現金で購入したい、という心理が働き、Coke ONアプリの利用に至らないのではないか、と感じた。
 特に現金チャージから購入までにかかる時間はおよそ2分で、現金で購入した方がアプリ操作を挟むよりもはるかに早いし楽だ。

チャージに2分もかかるなら、やはり現金でそのまま買うでしょう。そこはいずれ改善されればいいと思います。

それよりも、日本コカ・コーラとして「現金が世の中からなくなると自販機ビジネスが衰退する」と考えるのではなく、キャッシュレス化の流れに積極的に乗りに行こうとする姿勢がいいなと思います。


PayPayチャージマシンなら汎用性が高いのに

ただ、「Coke ONアプリにチャージする」というコカ・コーラ自販機に使途が限定されるのがいただけません。

PayPayなど他のキャッシュレス決済にチャージできれば「コカ・コーラ自販機がPayPayチャージマシンに!」という汎用性の高い需要が引き出せて、自販機に行くことが目的化したり、チャージのついでにコーラを買う人も出てくるんじゃないでしょうか。


ローソンはPayPayチャージの需要を取り込み

現金チャージ機の需要は意外に高まっているようで、ローソンが「PayPayなどに現金でチャージする場所」としてのニーズを高めているというニュースを1月31日にお届けしました。

ローソンの場合は

・PayPayの需要が高まっている
・クレジットカードを持っていない若年層が現金からチャージする
・PayPay提携クレカを使っていない大人が現金からチャージする
・銀行の支店が減って現金はコンビニで下ろすしかなくなっている

という事情が合わさって、ローソンで現金チャージの利用が15%と二桁伸長しているそうです。

コカ・コーラ自販機でもローソンと同じようにPayPayへの現金チャージに対応すれば、現金でも買えるのにチャージするジレンマを超えて自販機の利用者が増えるんじゃないでしょうか。

このままだと今回のCoke ONアプリへの現金チャージ機能はせっかく開発したのに使われないだろうなと思いますが、小銭など現金が電子マネーやコーラという現物商品に変換されて社会から少しずつ消える機会を作っていると捉えると、やっぱり応援したくなります。

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