『Meta Quest 3正式発表、7万4800円から。MR体験に期待』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.6.2
■Meta Quest 3正式発表、VRと高精度MR対応・描画性能2倍・薄型化で7万4800円。Quest 2は値下げ
Meta Quest 3、意外に早いタイミングで発表された印象です。
6月6日から開かれるWWDCでApple製MRヘッドセットが発表されるかどうか世間の注目を集めているのに重ね合わせられるタイミングを狙ったのかもしれません。
ゲーム機として使っているQuest 2
我が家のMeta Quest 2の位置づけはゲーム機です。
メタバース的な使い方も、ワークスペース的な使い方もやってません。
没入型ビュー+身体性を伴うアクションゲームという新しい体験ができることを期待しての購入でしたが、この狙いの方向では満足しています。
また、単体で動作するのもよいところです。家族もいるリビングにあるテレビにつながったPlayStation 5で遊ぶにはいろいろ気を遣いますが、Meta Quest 2を被るだけでどこでもプレイできるのは気楽です。
ゲーム機としてQuest 3に買い替えるかは微妙
じゃあ次世代VRゲーム機としてQuest 3に買い替えるかというと「新しい体験」次第かなぁと思います。
PlayStation VR2は結局買いませんでした。Quest 2での新しい体験を単に高画質化したりメガタイトル版を遊んだりすることに新鮮味を想像できなかったからです。
価格も重要です。
PlayStation VR2が74,980円(税込)ですからQuest 3はこの価格をかなり意識したと思われます。
今の延長線上にある体験の高品質化はあまりワクワクしないので、Quest 3もPSVR 2もゲーム機としては食指が伸びにくいなぁというのが正直なところ。
VR未体験の人は価格が下がって性能も同時にアップした現行のQuest 2も悪くないんじゃないかと思います。新しい体験をするだけなら安いに越したことはありません。
MRゲームと持ち運べるバーチャルオフィス機能に期待
カラーパススルー機能を搭載したことで、現実世界にデジタル映像を重ね合わせるAR/MR体験ができるのは面白そうです。
しかしAR/MRの体験を徹底するなら街中でARした方が壮大。だとすると
のような外でも使いやすいものの方がよいのかもしれません。
しかし結局ARもソフト次第なので、最大シェアのMetaが出すQuest 3の方が安心感はあります。
もうひとつ期待しているのがバーチャルオフィス化の用途です。
ノートPCを持ち歩きたくない、PCレスにできないか、という記事を先ごろ書きました。
VRゴーグルを外部ディスプレイとして使うには「本体」が必要で、それをノートPCにしては全く意味がありません。スマホの外部ディスプレイにできることが前提です。
Quest 3では持ち歩きするには大きいし気を遣うので身軽になりたいという意図とはかなりズレてしまうのは気になります。もっとシンプルな専用機材が出ないかなとは思います。
バーチャルオフィス用途はMetaがあまり意図していないものなので実現期待は低めですが、AR/MRはQuest 2との大きな差分なのでローンチタイトルやサードパーティーの誘致などに力を入れてくるんじゃないかと期待しています。
MRタイトルに魅力的なものがあれば買っちゃう、か?
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