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『メガネの片目装着型ARデバイス「Monocle」使い方の妄想が広がる!』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.2.13

■メガネに取り付けるオープンソースARデバイス「Monocle」とは?

手のひらサイズのレンズをメガネにクリップで取り付けて使用する「Monocle」は2022年9月に発表されたARデバイスで、視界をズームしたり写真や映像を瞬時にキャプチャしたりできるほか、オープンソースソフトウェアを実行し独自のファームウェアを作成することもできるため「ハッカーによるハッカーのためのARデバイス」として話題になっています。

いつの間にか超SFチックなガジェットが実用化され発売されていました。
メガネの片目だけにひっかけて装着するARデバイス「Monocle」です。

片目だけARガジェットといえばドラゴンボールのスカウターですが、このMonocleはファームウェアすら書き換え可能なほどプログラマーにとって自由度が高い設計になっており、目の前にいる人の戦闘力を数値化して表示するジョークアプリも作ろうと作れますw

メガネにひっかけて使うので普段は装着せずに持ち歩き、必要な時に取り出して使うという運用になります。ARグラスまるごとを持ち運んだりかけっぱなしで日常を過ごすよりも現実的です。


基本機能だけでもAR活用の想像が膨らむ

Monocleの主な機能としては、視界を16倍までズームできるほか、直前に見た映像をスローモーションでさかのぼることができる「インスタントリプレイ」を使用できます。

16倍ズーム機能だけでも自分がターミネーターやサイボーグになった気分が味わえそうです。さらに直前に見た映像をスローモーションでさかのぼれるとなれば世界の時間をコントロールできるような錯覚すら覚えそう。

また、今見ている景色を写真や映像で瞬時にキャプチャしてBluetooth経由でスマートフォンに送信することもできるため、一瞬の出来事を見逃すことなく記録できるとのこと。

もちろん撮影と保存もできます。ARで情報を重ねた状態で保存できるようにARアプリで旅先Vlogを自動的に作るのも面白いかもしれません。


ファームウェアからカスタマイズ可能な自由さ

さらに、Monocleの最大の特長として、Monocleのプラットフォームはオープンソースとなっているため、新しい機能や独自のファームウェアを自分でプログラミングして拡張していくことが可能になっています。Python3と高い互換性を持つプログラミング言語処理系のMicroPythonをサポートしているため、独自にプログラムした機能をデバイスに追加できることに加えて、定期的に追加されるMicroPythonのサブセットを活用することで比較的簡単にさまざまなモジュールにアクセスできます。

ハードウェアを作るのは多くの人にとって難しいですが、Monocleの利用シーンを拡張するアプリケーションをファームウェアレベルで開発可能な自由度の高さが最大の特長です。

そのためいろんな使い方が既に提案され意見交換されています。


挙がったARの使い方例をご紹介

Hacker NewsではMonocleの機能や装着の手軽さが話題になっており、特に「片目に装着する」というポイントで、普段の視界を大きく阻害せずに使えるほか、片目が不自由である子どもに使わせたいという意見もありました。また、オープンソースソフトウェアであることからさまざまな追加を希望する機能について議論されており、「優先度の高い通知が視界に表示される」「天気予報にアクセスする」などの意見や、「人の頭上に名前タグを浮かべて記憶の助けになってほしい」というアイデア、暗闇での視認や色盲のアクセシビリティなど視認能力の向上ができれば素晴らしいというコメントなど、さまざまな意見が挙がっています。

・片目が不自由な子どもに使わせたい
→想像するに、見える目の方で不自由な目の方の視界を補うような使い方?

・優先度の高い通知が視界に表示される
→今AppleWatchが担っている機能。スマホの補完として普通に便利ですね。

・天気予報にアクセスする
→天気だけでなく時刻や目の前の電車の発車時刻など、屋外ですぐに知りたい情報が目の前に表示されると助かります。

・人の頭上に名前タグを浮かべて記憶の助けになってほしい
→名前、前回会った日付や場所、プロフィール、会話した内容などが表示されると営業マン必携になりそう。

・暗闇での視認や色盲のアクセシビリティなど視認能力の向上ができれば素晴らしい
→障がいを補完するユニバーサルな使い方だけでなく、見通しの悪い交差点で車やバイク、自転車や歩行者などを、お互いの存在通知でもって透視して見せて出会いがしらの衝突事故を回避できる安全デバイスになると、大勢の人の命を救えます。

記事に挙がっていた用途を少し広げてコメントしてみましたが、他にもさまざまな使い方が妄想できます。その妄想が実際にアプリケーションとして開発できるのがMonocleの素晴らしいところ。

Monocleは公式ページから購入が可能で、価格は349ドル(約4万5800円)。Monocleと連携させるアプリはApp StoreもしくはGoogle Playからダウンロードできます。

案外安価ですし、アイディアやプログラミングスキルをお持ちの方はレッツTry!


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