『『薬屋のひとりごと』が厚生労働省とタイアップ!適材適所過ぎる「これ、毒です。」』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.2.2
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■『薬屋のひとりごと』が厚生労働省とタイアップ!適材適所過ぎる「これ、毒です。」電子処方箋の啓発ポスターなど
お薬手帳と処方箋の電子化が進んでほしい!
と思っていたところに、厚生労働省が電子処方箋の普及促進のためにTVアニメ『薬屋のひとりごと』とタイアップしたキャンペーンを昨日より開始しました。
「これ、毒です。」の名ゼリフをキャッチコピーに、薬の飲み合わせが悪ければ毒にもなることをつたえています。このキャンペーンに猫猫(まおまお)を起用する適材適所っぷりは見事です。
お薬手帳と処方箋の電子化がいかに大事か、『薬屋のひとりごと』ブームの波に乗って、患者側はもとより医療機関にも伝わってほしい!!
お薬手帳と処方箋が電子化されると
処方箋とお薬手帳が電子化されていれば、
・飲み合わせが悪い薬が処方されなくなる
処方の段階で、いま飲んでいる薬と禁忌な組み合わせの薬があった場合に自動的にアラートできるようになります。
他の病院でもらっている薬はありませんか?と口頭で聞くだけより安全性が高まります。
・検索できる
お薬手帳を病院でお医者さんに見せるケースがありますが、パラパラと見るだけでは見落としがあるかもしれません。
デジタルデータであれば検索ができるようになります。薬の銘柄だけでなく、カテゴリー検索や年代検索なども可能になります。
・過去のデータが参照できる
紙のお薬手帳はページ数の限界からあまり過去までさかのぼれません。また、シールがいっぱいになると古いお薬手帳は持ち歩きませんので、タイミングによっては直近のデータも確認できない場合があります。
緑内障の既往歴などは昔のことであっても気を付けるため、古いデータも参照できた方が安全性が高まります。
・複数の病院でデータを共有できるようになる
患者が許可すれば、お薬手帳のデータをその場で見せるだけでなく、病院側とデータ共有して渡してしまうこともできます。
引っ越しで新しい土地に来た時でも、これまでのかかりつけ医と同じ情報量で診てもらえるようになります。
・病院から薬局にデータで処方箋を送れる
処方箋のペーパーレス化とデータベース化ができます。
病院で処方箋をもらい、調剤薬局に持参して薬をもらう。紙のお薬手帳にシールで処方内容を貼ってもらう。が今のメジャーな方法ですが、すべて電子化すれば、
と、完全なペーパーレス化ができます。
いつのまにか電子お薬手帳を使っていた!
早くお薬手帳と処方箋が電子化されないかなーと思っていたのですが、自分自身は知らぬ間にお薬手帳を電子化していました。気づいていなかった・・・
というのも、処方箋は今のところ紙のままではありますが、その紙の処方箋をスマホのカメラで撮影して送ると調剤してくれる便利な薬局をここ3年ほど使っていたのです。
その際、紙のお薬手帳も持参してシールを貼ってもらっていたのですが、今確認したところ、これまで処方された薬は処方箋の写真を送るアプリにすべてデータで記録されていました。
もともとはクレジットカードなどキャッシュレスで支払える薬局としてこのアプリを利用し始めたのです。
処方箋を送り、薬の準備ができたら取りに行くとすれば待ち時間がありません。薬局は風邪をひいている人などが多くいるので長居したくないですし。
さらに、このアプリの処方履歴の機能をよく見ると、医療機関側にデータを共有する機能もついていました。
医療機関側のシステムが対応している必要はありそうですが、先述のメリットもある程度享受できそうです。
あとは、病院から薬局に直接データで処方箋を送ってくれるようになると良いのですが。いまだにFAXを使っているような業界ですから、フルで電子化されるのはいつになるんでしょうかね。『薬屋のひとりごと』のような宮廷に帝がいたような時代じゃないんですから、さくっとDXしてほしいものです。
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