『Apple Watch Ultra2を買う前の自分に教えたい5つの残念なこと』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.1.24
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■Apple Watch Ultra2購入
ようやくというか今さらというか、Apple Watchを買いました。電池持ちと大画面に惹かれてUltra2を奮発しました。
買う前に期待していたことで、期待通りだったこともあれば、実はできなかったこともありました。高いものを買ったバイアスもあって満足していると信じ込んではいますが、想定と違っていたところも多くありました。
Apple Watchに関していまさらTips的な情報を出しても仕方ないので、実際のApple Watchはこんなだぞーと買う前の自分に教えたい、あらかじめ知っておいた方がいい残念なことを備忘録として残しておきたいと思います。
買う前の自分に教えたい5つの残念なこと
1.初期ペアリング設定前に保護ケースをつけてはいけない。
これは買ってすぐの時だけの話ですが、Apple Watchの画面をiPhoneのカメラに映してペアリングするのですね。何代もApple Watchを使っている人には常識なのでしょうけれど、知りませんでした。
傷を気にしてこのケースを同時に買ったのですが、たまたま液晶面のクリアパネルが汚損しているハズレを引いてしまい、返品する事態となりました。
初めてApple Watchを起動する前にこの保護ケースを装着し、起動したあとにクリアパネルの汚損という初期不良に気づいたので大変でした。汚損のせいでApple Watchの画面をカメラで映してもペアリングできません。
外さないとペアリングできないのに、このパネルは外すのが大変なんです。隙間に差し込むギターピックのようなものも付属していましたが、それをつかっても外す最中にあちこちボタンを押してしまいます。ボタンを押すたびに画面に何らかのエラーが出ます。
このケース自体は良い製品です。外すのが大変なくらいしっかり取り付けられるし、寸法の精度も高いし、塗装品質も高いし、レビュー通り良い製品なのですが、初回起動前に取り付けると、このように難儀します。
保護ケースは、ペアリングを完了させてから取り付けましょう。
2.iPhoneが立ち上がっているとApple Watchに通知が来ない。
Apple Watchは通知マシーンのつもりでした。
でも、通知がほとんど来ない。
原因は「母艦のiPhoneを使用中はApple Watchには通知が来ないという仕様」にありました。これも知りませんでした。
iPhoneが立ち上がっていれば通知はiPhoneで見ればいい、のは当然ですが、例外なのは位置情報ゲーム「ドラクエウォーク」です。詳しく説明はしませんが、このゲームは起動したまま画面を見ずに1~2時間歩いていることがあるのです。
他にもNetflixを見ているときのセカンドスクリーンとして使うなど、iPhone使用中にもApple Watchに通知が届いてほしいシーンはあると思うのです。
両方に通知が来るとウザいという意見も出やすいと思いますが、iPhoneが立ち上がっていてもApple Watchに通知を送る設定が選べればよかったと感じています。
3.Suicaのエクスプレス設定はiPhoneとApple Watchのどちらかにしか入れられない。
駅の改札やバスでのSuicaタッチはApple Watchでやってみたいことのひとつだったのですが、結果的に諦めました。
Apple WatchでSuicaの支払い設定をしてさっそくバスに乗り、問題なく支払えました。しかし、駅の改札でiPhoneのタッチで支払おうとしたら失敗しました。
Suicaの顔認証などなしのタッチだけで使えるエクスプレス設定だけはiPhoneとApple Watchのどちらかしか有効にできないのですね。知りませんでした。
腕時計をつける習慣がなく、Apple Watchをしないで出かける日がありそうなのですが、Apple WatchをつけるかつけないかによってSuicaの設定を変更するのはさすがにメンドウです。しかたなくSuicaはiPhoneでタッチすることにしました。残念。
4.Ultra独自の「アクションボタン」の使い道がほとんどない。
Series9やSEとUltra 1/2の違いとして、左側に鎮座しているオレンジ色の物理ボタン「アクションボタン」があります。
画面に配置するショートカット「コンプリケーション」も便利ですが、いかんせん小さい。物理ボタンを押したほうが確実でラクチンで便利そう~と期待していたのですが、ボタンを押して発動できるアクションがほとんどないことに愕然としました。
ワークアウト
ストップウォッチ
ウェイポイント
バックトレース
ダイブ
フラッシュライト
ショートカット
設定できるのはこれだけに限定されています。いずれもアウトドアアクティビティでしか使わないものばかりで、アクションボタンという一等地に設定するアリガタミがありません。
任意のアプリの起動を設定できると期待していたのに残念です。
考えた末、玄関ドアの鍵をアクションボタンで開けられるようにしました。
設定自体は上記のサイト通りにやればちゃんと動くことは確認できました。それほど難しくはありませんが、それほど簡単な手順でもありません。
また、アクションボタンを押して鍵が開くまで20秒くらいかかります。遅いです。Apple WatchのSwitchBotアプリを立ち上げて解錠操作をしたほうが早く反応するというのは何とも残念。そして、なぜか結構な割合で失敗します。
アクションボタンの「使い道がない」「ショートカットを作ることが難しい」「反応がものすごく遅い」というのは知りませんでした。アクションボタン期待で高いUltraを買うのは厳禁です。
5.母艦iPhoneが重くなる。
Apple Watchとペアリングして以降、母艦機のiPhone12が重くなりました。
Apple Watchと同期し続けているからだと思いますが、母艦が重くなるとは予想外でした。
Apple Watch以外のスマートウォッチなら母艦iPhoneとのシンクロ率が高くないおかげで母艦への負担も少ないと思いますし、高性能なiPhone15なら重さを感じさせないと思います。
また、母艦iPhone12の重さも2日目には慣れてしまいましたので、致命的に重くなるわけでもありません。これまで長くApple Watchを使っていた人には気づかない程度の違いなのだろうと思います。
しかし、私のようにやっとApple Watchを使い始めた人にはバレるくらいは、母艦が重くなります。
iPhone12を買い替える動機がiPhone15発売でもありませんでしたが、やっと買い替え時かなと実感しました。iPhone16は目新しい機能がつかなくても買い替えを検討します。
その他、WatchOS10.3のバグ修正で助かったこと
23日未明にリリースされたWatch OS10.3は私にとって必要なアップデートでした。
radikoを聴くとき、Bluetoothイヤホンを使わずに母艦iPhoneのスピーカーから鳴らすことがよくあります。しかし、Watch OS10.2までの時はApple Watchを使い始めてから頻繁に再生が止まってしまう不具合に見舞われていました。
Bluetoothイヤホンを使っている時は再生が止まることはなかったのですが、スピーカーで聴けないのは不便だったので不具合が解消して助かりました。
Watch OS10.3で追加されたユニティブルームというウォッチフェイスはお気に入りです。見るたびに模様が変わるのが見ていて楽しい。スマートじゃないウォッチしか使ったことがなかったので、ウォッチフェイスが変えられてモーションもつくこと自体が新鮮です。
それでも楽しい。けれど圧倒的な先進性も欲しい。
今回は最初の戸惑いや困ったことを中心にまとめましたが、それでもコンプリケーションをカスタマイズしたり、「買ってすぐに設定した方がいい10選」みたいな情報を初々しく見たりと、新しいガジェットをひとしきり楽しんでいます。
マップアプリやアメダスの雨雲レーダーなどの凝縮感に感動したり、時刻表カウントダウンはスマホでもできるけれど腕に身に着けた状態なら圧倒的に価値アップするのだなぁと実感したりと、ウェアラブルデバイスであることの意義を体感できました。
でも、もっとイケるはず。
ウォッチデバイスでも画面が3倍広ければいいなと思いますし、ウォッチアプリはもっと出ていいはず。
Apple Watch X(テン)ではフルリニューアルするなんて噂もありますし、Vision Proの空間コンピューティングとの組み合わせもあり得るかもしれません。そのくらい圧倒的な先進性にも期待したくなります。極端なやつ、出ないかなぁ。
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