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名言の使い方〜創業者や偉人の言葉をどう活かすか?

ふと日経の記事を見ていたら非常に面白い記事がありました。

楠見(筆者注:パナソニックホールディングス社CEO)はそれを分かっている。「創業者が何を言ったかを強調すると神格化され、思考が停止する。何を言ったかではなく、何をどう考えたかこそが重要」

日経新聞社

#日経COMEMO #NIKKEI

歴史の偉人の名言も他人からの名言もその背景にあった状況が何よりも大切だなと最近痛感することが多いです。そのきっかけをくれたのは、ルイス・ガースナーの自伝でした。

ルイス・ガースナーが説いた「原則によるリーダーシップ」を自分なりにわかりやすくいうと「パーパス」に似ている。具体的なルールは陳腐化していく。プロセスもまた具体的ななので陳腐化していく。だから、ガートナーはこのように述べています。
「決定を下す幹部が会社の成功をもたらしている主要な要因を理解している必要があり、そして実務的な知識、スキル、そのときどきの状況で重要な点を見抜く感覚によって、その原則を具体的な状況に適用していく必要がある」

筆者のnote記事より

最近ハマっているKOTENラジオもそういった歴史を状況と一緒に理解して、それを基に(コンテクストと教訓をあわせて)現代に適用していくためのデータベースを作ってますよね。

原則や名言は、「どういった状況なのか、どういった課題に対して」とあわせて考えると、ぐっと応用レベルが上がる。むしろそうしないと「固定観念」になってしまう。その点をしっかり意識したいですね、という自戒を込めたpostでした。

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