見出し画像

能登栗について その2

先日、栗の加工場を視察に行ってきました。栗の産地は茨城、熊本、愛媛が日本の三大産地となっています。今現在、森八の栗商品は全て能登栗というわけではなく、一部の商品に限られています。その一つの大きな要因は産地である金沢に加工業者さんが無いことです。能登栗の出荷量は少ないので仕方がないことですが、栗を県外へ送らなくてはならないため、非常に高価になり、実現できていませんでした。今回、森八の栗製品全て能登栗にできないか、再び検討する為、愛媛県の松山まで新たな取引先へ向かったのでありました。

実際に栗の加工現場を確認させていただくと、一日に3トンの栗を加工していました。印象に残ったのは栗は歩留りが50%程度とものすごく悪いことです。皮は機械で剥くのですが、まず相当な量が皮に残っています。皮近辺は渋が多く、味が悪いそうです。そこからハーフカットのものはハーフカットされたり、ホールのものはそのままだったりするのですが、結局、細かな皮を取るのは手作業でした。丸一日作業しているスタッフを見てものすごい忍耐力と集中力だと感じました。

森八でも繰り返しの作業はそれなりにあるのですが、半日程度の作業が多いです。それでも効率が落ちたりするので途中で作業を変わってみたりしています。栗加工業者のオーナーさんから業績は順調に伸びていると聞いて、スタッフの努力している成果が出ているなと思いました。社内でもまだまだ努力できるところがあると感じました。とてもいい刺激を受けることができました。

2022年度秋の栗製品が能登産になることをお待ちいただければと思います。今回もお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?