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【徒然和菓子譚】その12
今日は不老門のお話です。
起源や色合いはその11でお話しした蓬ヶ島と同じですが、こちらは巻き物にして蒸しあげた後、輪切りにして見た目も美しく仕上げます。「不老門」の名は古くは中国の洛陽の城門の一つとされるが、菓子の名になった経緯は定かではありません。一説には平安時代に編まれた「和漢朗詠集」に収められた慶滋保胤(よししげのやすたね)の対句「長生殿裏春秋富 不老門前日月遅」からの命名と言われています。尚、小堀遠州による「長生殿」の命名の由来もこの対句であるとの説もあります。
次は蓬莱饅頭のお話です。ご覧いただきありがとうございました。
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