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プラス・マイナスのこと

夏至の時期は夕焼けが綺麗です。足を止めて夕焼けに見入ってしまうことが、今年はよくありました。この道よく通るけど、こんな綺麗な夕焼けは初めてだなぁ…と思って何枚も写真を撮った日もありました。

職場の梅の木には、かつてないほど実がついて、誰も採ろうとしないので私が収穫しました(笑)。今年は人生初の梅干し作りにチャレンジしたので、土用干しと完成が楽しみです。

さてさて、プラス・マイナスのこと。ジャルジャル、銀シャリ、アキナの秋山さん等と養成所の同期で、その中では最も早く売れた筈なのに、長年足踏みが続いていたこの漫才師を、最近テレビなどの媒体で観る事が増えています。

私はプラス・マイナス岩橋さんの名前を、関西ローカル「ごきげん!ブランニュ」で知りました。当時は相方の兼光さんのことも知らず、劇場で売れていたこともしらず、単に「ヘンな人」という認識しかありませんでした。「ごきげん!ブランニュ」は「ごきブラ」と呼ばれて人気番組でしたが、2001年4月から2016年3月までの放送で、コンプライアンスなんてない時代です。局アナの人気投票でごきブラのレギュラーアナウンサーが最下位だったことを出演者が笑って、番組中そのアナウンサーが号泣したとか…レギュラーアナウンサーに「ヌーに似てるからぬーやん」「お尻が大きいからおいどん」なんてあだ名をつけるとか…今やったら絶対炎上(汗)。出演者の逮捕もありました。

岩橋さんの扱いも、今思い返すと酷かった…。レギュラーが「やったらアカンで」って囁いて、岩橋さんが「キーッ」てなって、やっちゃうっていうお馴染みのクセをみんなで笑うっていう、岩橋さんはただただヘンな人っていうポジションだったのです。あの頃我が家では、岩橋さんは嫌いな芸人さんにラベリングされていました。

ところが数年前から息子が「プラス・マイナスおもろいわ~」と言い出しました。ごきブラのイメージを引きずっていた私は驚いたのですが、もともと搭載されていたエンジンは一級品だったけど油差しのタイミングが悪かった、って感じなんでしょうか。長い芸人人生の中で徐々にプラス・マイナスにセルフプロデュース能力が高まってきた、ということなんでしょうか。岩橋さんのクセ爆発もごきブラの頃より楽しそうに見えますし、岩橋さんのアクを兼光さんが上手く中和していて、バランスの良い漫才師だなぁと、今更ながら思います。見る目がなくてスミマセンでした。

先日、プラス・マイナスと和牛がゲスト出演していた「劇場戦線Ⅱ」をオンラインで見ていて気付いたことは。

一見普通で穏やかだけど、実は闇を抱えた人・一癖も二癖もある人が、私は好きなんやわ。

ということでした(笑)。この配信ではついつい、ニコニコ笑っていた兼光さんに、目が行ってしまいました。

兼光さん。ただの良い人じゃないですよね。下手したら岩橋さんよりヘンな人ですよね。

余談ですが、川西さんのこともその方向で好きなのです。川西さんはヘンな部分、ダークな部分を隠し持っていると思うから、外見のシュッとしたルックス以上に惹かれてしまいます。(余談すぎます)

これからもプラス・マイナスの魅力が、劇場で爆発しますように。


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