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「漫才師への手紙」「ワッとしてギュッと!」配信(2021年2月)

2021年になってから、和牛さん関連の嬉しいニュースが続きました。年末年始はテレビのネタ番組に立て続けで出演、NGKで初のトリ出演、それが少し落ち着いたかなと思っていたらダヴィンチの連載が本になるだとか、現在密着の取材を受けていて遠からず放送になるだろうとか。そして2/14に祇園花月、2/17はオンライン配信「漫才師からの手紙」、2/18も同じくミキ、コロコロチキチキペッパーズとのトークショーオンライン配信。

祇園花月はチケットも購入して楽しみにしていたのに、所属している市民オーケストラの用事がよりによってこの日に入ってしまい、祇園花月を諦めざるを得なくなりました(涙)。観覧に行けてたら週3回の和牛さんだったのに。チケットは姪っ子に譲って、漫才を楽しんで貰いました。花月初めてやってん、めっちゃ楽しかった、おばちゃん有難う!という姪っ子の笑顔が見れたので、これで良しとせねば。

「漫才師への手紙」は、ナイツ塙さんと川西さんが、漫才師から寄せられた質問に答えていく、という内容でした。私の漫才師番付は「東横綱和牛、西横綱サンドウィッチマン、張出横綱ナイツ」なので、これは買うしかないでしょう!コロナがもたらした数少ないプラス要素は、これまでなら諦めていた、または高い交通費を出して東京に行っていたライブでも、自宅で楽しめるオンライン配信が増えた、ということです。この楽しすぎるイベントだって、コロナ前なら諦めていただろうな。

ナイツと和牛は事務所も違うし、微妙な年齢差もあるし、接点が少ない…というか、もしかすると相性が悪い?とすら思っていたのです。何でこの二人なんだろう、塙さんはともかく川西さんは何でこの仕事受けたんだろう…と考えていたら、内容は二人が漫才やM1についてただただ率直に語る、乱暴な言い方をすれば「漫才師へのメッセージ」というタイトルは単なるフリに過ぎないとすら言いたくなるという、ナイツファン、和牛ファン(特に川西ファン)には美味しすぎる配信だったのでした。この二人をセッティングしてくださった企画の方には大感謝です!

がんがん聞いていく塙さん、こういうとこ嫌やわ~と言いつつ答える川西さん。「霜降りに入れた俺が言うことじゃないけどね」という塙さん、「塙さんの方からそれ言うてくれて良かった~」と川西さん。この二人、意外と相性良いんじゃなかろうか。川西さんが率直な本心を言える相手って水田さんを除けばかまいたち、藤崎マーケット、銀シャリあたりの長く濃い付き合いのある相手だけというイメージがありますが、遠い相手の方が本心を言える場合ってありますよね。関係が遠い相手だからこそ本心を言ってしまうことってありますが、川西さんにとって塙さんがそういう相手だったのかも。「変な人」を全面に出していて、漫才愛を公言していて、厚かましいほどにがんがん聞いてくる塙さんだから、聞かれたし仕方ない、嫌々ながら言いますわ、というスタンスで接することが出来たのかも。

個人的な思いですが、塙さんには川西さんを「M1優勝経験のない審査員」として育てて欲しいです。優勝経験がなくても審査員としての仕事を果たせるということは、塙さんが証明してくれました。水田さんだと、コメントに棘が刺さってしまいそう。柔らかいワードセンスを持つ川西さんが40歳を超えたあたりで、審査員席に座って頂きたい。

ただ、審査員ってバランス良く設置する必要があるから難しいですよね。男女両性がいて、幅広い年代がいて、吉本所属は半数程度にしないと公平性を欠くと言われてしまう…だから2019年、2020年の審査員が一番バランスが良いと思います。審査員の顔ぶれに文句言う人、自分で揃えてごらんよ…出演交渉してごらんよ…どれだけ大変だと思うの…と、いつも思ってしまいます。

M1審査員なんて漫才を愛していないと出来ない仕事です。上手く審査して当たり前、コメント一つが独り歩きして視聴者に叩かれてしまう、孤独な仕事です。損得を考えたら、損しかないと言っても過言じゃない。いま審査員席に座っているのは、損得を勘定に入れず漫才を愛している人たちばかり。

配信中の川西さんは、真っ直ぐに真面目な顔で、漫才愛に溢れた良い表情でした。翌日のトークショーでは正反対の、リラックスした表情だったので、両方の表情が見られてお得感がありました。

この企画、今後も継続して欲しいです。漫才への、漫才師への愛が溢れる配信でした。

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