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創作のこと、ランディさんのこと

若いときに詩や物語を書いていた。物語はわりと二次創作も多かったけど、そうでないものもあった。いつか書くことを仕事にしたいと思っていた時期もあった。小説家の人の講座受けたり、童話の通信教育を受けていたときもあった。でも社会に出た私はそれどころではなくなった。
時間だけあった学生の頃から一転、毎日がいっぱいいっぱいな日々ではち切れそうだった。
そのうちもう書くことはやめようと思った。老後ぐらいになったら書こうかなみたいな感じで。

書くというのは文章自体はその後も書いてたけど、創作としての文章だ。

それから何十年。。今年の春、冥王星が水瓶座へと移動する頃、アーシュラ・K・ルグィンのエッセイを読んで、書いてみたいとちょっと思うようになった。ルグィンが生きていたときに彼女のワークショップに出た人ってすごいな、奇跡のようだ。自分が読んできた本の作家に出会うというのは私にとってはかなり特別なことだった。

田口ランディさんのクリエティブ・ライティングに昔、参加したときも書くことに関心もあるが、なにより自分がずっと読んでいたランディさんに会えるのがすごいと思ってた。
実は作家に会ったのはそれ以外にもある。地元で自分が読んだことがある作家さんの講演会があると出かけて行った。長野まゆみさんはファンクラブに入ってたときがあったので、東京までお話聞きに行ったことがある。灰谷健次郎さんの話を聞きに行ったこともある。自分が読んだ物語を書いた人から直接話を聞けるってとにかく大きなことだった。
もともとクリエイターの話を聞きたがる人間なので、漫画家とかアニメ監督とか影響を受けた作品の作り手の人間そのものに興味があるのだ。

ランディさんは彼女がデビューしてそうたってないときにハマった。エッセイがとにかく中毒的に面白かった。小説もだけど、わりとスピリチュアルなテーマを扱っていて、そっち系みたいな見方をされることもあったけれど、彼女が体験したものが、強烈で自分には全然体験したことがない世界がほとんどなのに、なぜか共感しまくっていた。

実際に会ったランディさんは非常に気さくで、わりと思っていたとおりの人だった。バランス感覚もいい人だと思う。社交的なイメージもあるけれど、本当はすごく繊細な人なんだろうな。書くことで表現する人は多少口ベタな人もいるけれど、ランディさんは話をすることも上手だった。

オンラインでのクリライ講座に参加して、また書いてみようと思った。
言語化できないでいるいろんな未消化の思いがある。
そして詰まっている。便秘しているように簡単には出てこない。
そこがネックなのだなあ。。
出してみようとすることがまず大事かもしれない。

名前を別人設定にするのはいいことかもということで、このnoteでは別の名前にした。
記憶にアクセスしながら、言語化する作業を楽しみながらやっていきたい。もうすでに老後のようなもの (笑)

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