#19 関心事を引き出せないときは、自分の土俵に連れ込む / 人間関係を深める仕事の習慣
こんにちは、森本千賀子です。
人間関係を深める仕事の習慣 (8)です。
関心事を引き出せないときは、自分の土俵に連れ込む
雑談を持ちかけて趣味や関心事を引き出そうとしても、うまくいかないこともあります。
趣味を聞き出すための王道の質問――「休日は何をされているんですか?」と問いかけても、「ほとんど家で寝てますねぇ」と返され、言葉に詰まったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。「そうなんですか。お忙しくて疲れていらっしゃるんですね」で話が途切れてしまいますよね。
でも、このような状態からでも、その気になれば話は広げられます。
私の場合、「休日は寝てます」という人に対しては、「連続で何時間くらい寝るんですか? ――10時間ですか。私はそんなに長時間は寝れないんですよ、8時間も寝ると腰が痛くなって、かえって体調を崩しちゃうんです」などと話をつなげます。
そして、「睡眠時間は短くても、質を高める工夫をしている」と告げると、相手の方は「どんなふうに?」と興味を持たれます。そこで、寝具の選び方、レム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルに合わせた睡眠時間のコントロールなど、ちょっとアカデミックな知識も交えて、情報をお伝えするのです。
私、それについてはこだわりがあるんです
「気持ちよく眠りたい」は、万人に共通する関心事。興味を持って耳を傾けていただき、話題をつなげることができています。
「睡眠」をテーマに雑談を始めると、さらに「健康管理」の話題にもつなげやすくなります。皆さんも、「健康法」については何かしらくわしい情報を持っているのではないでしょうか。それを話題に挙げて、自分の土俵に持ち込んでしまいましょう。
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お客様や周囲の人々とよりよい関係を築き、あなたのビジネスがより大きく、喜びに満ちたものとなるよう、人生がキラキラと輝かしいものになるよう、心よりお祈りしています。
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