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#16 相手の話に、しっかり「リアクション」を取る / 人間関係を深める仕事の習慣

こんにちは、森本千賀子です。
人間関係を深める仕事の習慣 (5)です。

相手の話に、しっかり「リアクション」を取る

皆さんは、相手が話している間、自分がどんな表情で聞いているかを意識したことはあるでしょうか。

私の場合、おそらく他の人よりも多くあいづちを打っていると思います。身を乗り出すようにして耳を傾け、「へぇー、そうなんですか!」「なるほど、そういうことなんですね!」「それはおもしろいですね!」など、大きな声・身振りで反応しています。楽しいお話には、声を上げて笑います。

私はもともと小さなことにも感動しやすいタイプで、リアクションは大きいほうでした。そして、いつの頃だったか、私が大きなリアクションをすると相手が上機嫌になり、さらにいろいろと話してくれるようになることに気付いたのです。

人は、自分が発した言葉が相手に響いた、心を動かしたと思うとうれしいもの。気分が乗って、もっと話したくなるものだと思います。
私自身もよくインタビューを受ける機会があるのですが、インタビュアーの方が目を輝かせて、うんうんとうなずきながら聞いてくださっていると、楽しくなってきて、どんどん言葉が出てきます。

逆に、無表情だったり、下を向いてもくもくとメモをとっているだけだったりすると、少しテンションが下がってしまいます。相手の方としては興味を持って真剣に聞いているつもりだったとしても、リアクションが薄いと、「こういうお話でいいのかな?」「面白みに欠けるのかな?」と不安になり、その場の空気感が苦痛にさえ感じてきてしまうものです。

「なるほど、そうなんですか!」「それってスゴイですね!」

会話を盛り上げたいのであれば、相手が話している間、「私は関心を持って聞いています」ということを、意識的に表情や態度に表すようにしましょう。「大げさにリアクションするのは苦手。かえってぎこちなく不自然になってしまう…」という方は、まず「うなずき」の回数を増やしてみるだけでもいいと思います。

深刻な話でなければ、笑顔も心がけてください。口角を少し上げてみるだけでも、ずいぶんと印象は違っています。

「感動を表現するのがどうしても苦手」という方は、日常の中でトレーニングを積んでみてはいかがでしょうか。その第一歩は、「感動する機会を増やす」こと。映画を観たり本を読んだり、あるいはスポーツを観戦するなど、積極的に「心を揺さぶられる体験」をしてみてください。そして、次のステップとして、そこで感じたことを自分1人で完結させず、家族や友人と話し合ってみてください。人を相手に、「感動を表現する」練習になるでしょう。

メリットは、それだけではありません。相手の感想も聞くことで、「あのシーンはそういう解釈もできるのか」「自分は気付かなかったが、そんなところも見ていたのか」など、新しい発見が生まれます。人それぞれ、いろいろな視点やとらえ方があることを実感することで、人と話すことを楽しめるようになり、コミュニケーションのコツもつかめるのではないでしょうか。

お客様や周囲の人々とよりよい関係を築き、あなたのビジネスがより大きく、喜びに満ちたものとなるよう、人生がキラキラと輝かしいものになるよう、心よりお祈りしています。


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