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戦略の本

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戦略に関する記事まとめ
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2019年4月の記事一覧

キッチハイク創業のきっかけ。事業の形が見えた時、僕の原体験はみんなの理念になった。

「なんで、キッチハイクを立ち上げたんですか?」 創業から6年。数えきれないくらい聞かれたことです。 その度に、僕はこう答えてきました。 「世界を変えるためです。」 笑う人がいました。笑わずにいてくれる人がいました。 怪訝な顔をする人がいました。真顔で聞いてくれる人がいました。 離れていく人がいました。仲間になってくれる人がいました。 どちらの人に会っても、僕は嬉しくなります。 よし、これからだ!と思えるからです。 今、時代は「共感」から「実感」のフェーズに入りました

創造的衝動(Creative Impulse)を起点としたプロジェクトデザイン論

ワークショップの理論的基盤を築き上げた偉人の一人に、哲学者のジョン・デューイ(1859-1952)が挙げられます。教育における経験の重要性を説き、その思想は「真実の教育はすべて、経験を通して生じる」「為すことによって学ぶ(Learning by doing)」などの言葉によって知られています。 デューイの著作は読むたびに発見があり、教育・学習に関係する領域の研究者にとっては繰り返し参照される古典となっていますが、ミミクリデザインでは、現代のイノベーションプロジェクトの設計と

noteという都市国家について

noteもいよいよ5周年。自分の中でのnoteの設計観や、抱負などについて。 僕がnoteのお手伝いを始めたのが、2017の10月。あれからちょうど1年半。カイゼンチームの設立や、みんなの頑張り、日経さんとの提携など、色々な変化がありました。ありがたいことに、MAUは5倍ぐらい成長しています。 サービスの成長はとてもよいことですが、ちょっと急成長しすぎなのも事実。うかれすぎず、油断せず、堅実にバランスをとっていく…そんな1年にしたいと思います。 5周年目に取り組むべき課