イルカジャンプ

外星通訳官一族、 “AKIMOTO”2


        『ダメだ、英語は通じない。』

——————初代外星通訳官 秋元 郷治の最初の苦闘。——————


 報告(サランによる察知)から20分、会議場に近くに臨時で設立した対策事務所は修羅場だった。

「到着場所予定地は割り出せたな!?」

「近隣住民を近づけないで!マスコミへの情報伝達も一時封鎖!こっちから出す情報以外は機密扱いだ!サランさん!相手に連絡は行ってるね!?」

【ええ、大丈夫よ。ゆっくり来てもらってるわ。ついでに海洋見学もしてるみたいね。キャスティナ様は。】
「よし、相手に通達は済んでいる!誠児、お前は準備ができ次第現場に急行、俺は外務省への報告をここから行う。もちろんサランも連れていけ。」

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