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展覧会report「山と木と東京」展

現在丸の内エリアにおいて、GOOD DESIGN Marunouchi企画展「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」が開催されています。

丸の内地区および八重洲エリアの全5会場でテーマを分け開催されている点が魅力です。

第2会場で開催中の都市木造展では、現在東京駅周辺で竣工、計画中の高層木造ビルの提案資料や模型が一堂に集まって展示されています。
 木造ビルの実績が蓄積されてきたこと、東京駅周辺にこんなにも多く建設されていることに驚きを感じさせてくれます。

都市木造ビルスタジオの様子

また、東京高速道路KK線再生における木材利用提案等のTOKYO WOOD TOWNプロポーザル作品の展示も行われています。
 その一つである有楽町駅前を想定した中低層ビルの提案では、森の課題とされている大径木の積極的な活用からエンジニアリングウッドであるCLT活用等、あらゆる木材を伝統構法である貫構法を利用し、材料、工法、それらを形造る大工さんたちを繋ぐことになる提案がとても魅力的でした。
 現在、新しい木造に関わる幾つもの組織が生まれ盛り上がりを見せる日本の建築業界ですが、日本を今まで支えてきた伝統的な木造の世界との関わりが提案されている点にさらなる新しい日本の木造が生まれる予感がする提案でした。

貫構法を活用した有楽町駅前の中層木造提案

各会場の展示は5/19(日)まで開催中です。
皆様ぜひ足をお運びください。


GOOD DESIGN Marunouchi企画展
TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京
会期:2024年4月18日(木) - 5月19日(日) 11:00 - 20:00

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