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いつまでも楽しめる水泳であるために

今回は、
水泳を楽しみ続けるために
知っておいて頂きたいことを
投稿させて頂く。


1.泳げる人には悩みがない?


プールでスイスイ気持ち良さそうに
泳いでいる人を見ると、
「わー羨ましいなぁ〜」と
思ってしまうこともある。

そして
「あれだけ上手に泳げるなら
なんの悩みもないだろうなぁ…」
…と、思えてしまうことがある。

しかし、
実際はそんなことはない。

2.「私、泳げないんで」「私、泳ぐの遅いんです」は、嘘ではなかったりする。

グループレッスンをしていると良く耳にする
「私、泳げないんで、前に行って下さい。」
というセリフ。

水泳は、
一人一人順番に泳ぐので
「誰が先頭で泳ぐ?」というのは
選手でも良くある話だ。

選手の場合、
大抵はいつまでもそんなことをしていて
練習が進まないと
コーチに大声で叱られたりする…(笑)
(経験済み)

経験上、
「泳げない」「遅い」と言う人に限って
実は初心者ではない。

真の初心者の方は、
そんなことも良くわからず、
ポツンと先頭にいたりするからだ。

しかし、この
「泳げない」というのも
「遅い」というのも
実は嘘を言っているのではないのだ。


3.悩みは同じ

話を戻すが、
初心者でも上級者でも
「泳げない」のだ。

訳がわからないことを
言っているように思えるかもしれないが、
初心者も上級者も
実は「悩みが同じ」だったりする。

例えば、
初心者の方がほぼ必ずぶつかる悩みとして
「腰が沈む」というものがある。

この「腰が沈む」の悩みは
上級者になれば
なくなるわけではない。

オリンピック選手でも
「レースの後半で
腰が沈んでしまわないように…」
と、発言したりする。

4.悩みは繰り返されて上達する

初心者の方が25m泳げるようになり
次は50mだ!となったときにも
必ずまた「腰が沈む」という悩みが現れる。

そして、
50mが泳げるようになり
200m泳げるようになりたい!
となったときも、
また「腰が沈む」が現れるのだ。

水泳を長く続けられない人は
ここで
「私はいつまでも同じ悩みで上達していない」
…と悩んでしまうのだ。

「悩み」というものは
必ず螺旋階段を登るときのように
一定数の上達をすると
前回よりもレベルの高い同じ悩みが現れる。

25mはできるけど、
50mになると後半腰が沈む。

50mは出来るけど
200mになると後半腰が沈む。

のように…。

5.

なので、
同じ悩みが現れたとき
「その悩みが果たして
前回と全く同じものなのか?」
「螺旋階段で次の段階に来たのではないか?」
と考えて頂きたい。

客観的なコーチ目線で見ると、
明らかに成長しているのだが、
本人からしたら
そう思えないことが多い。

実際にマスターズ大会でのタイムも
年齢区分ごとに
タイムを現状維持するだけでも
凄いことだ。

いつまでも
水泳を楽しみ続けて頂きたい。

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