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【ご質問】腹筋トレーニングの予備知識

先日、
こちらの“とらふぐチャンネル”の
「スイマーの陸トレ」をご覧頂いた方から、
陸トレについてご質問頂いた。

ご質問の内容はコチラ。


「良くコーチに腹筋が弱いと言われるのですが、
腹筋を強化する時に意識されていることはなんですか?」

ご質問、ありがとうございます。


結論からお伝えすると、
「4つのバランスを整える。」になる。


腹筋群は主に
以下の4つの腹筋群から構成されている。

①腹直筋


腹直筋は、肋骨と骨盤の間を
まっすぐつないでいる筋肉で、
筋肉の真ん中に白線があり、
それを横切るように
腱画という線がはいっている。

正面から見ると、筋肉が細く分かれている。

腹直筋は肋骨と骨盤をつなぎ、
矢印のように
胸郭と骨盤をまっすぐ近づけるように
収縮するため、
体を丸めるように曲げる動きの時に
働く筋肉になる。


②外腹斜筋

腹直筋が通っている腱鞘と肋骨をつなぐ筋肉で、図のようにV字方向に筋繊維が向いている。

斜めに走る筋肉のため、外腹斜筋が収縮すると身体がねじれるように動く。


③内腹斜筋

内腹斜筋は、
外腹斜筋と反対向きに走る筋肉で、
V時の外腹斜筋に対し
内腹斜筋は「ハの字」方向を向いている。
収縮する方向も反対になるため、
外腹斜筋と反対方向に身体をねじる筋肉になる。

④腹横筋

腹筋の中でも一番奥にある筋肉。

腹横筋は他の腹筋と少し違い、
筋肉の向きがほぼ真横になる。

そのため身体を
曲げたりねじったりといった
動きにはあまり関係せず、
ベルトのように腹を細く凹ませて
締める筋肉になる。

へそを凹ませて
お腹をグッと細くする時に
使っているのが腹横筋だ。

腹横筋のもっともわかりやすい使い方は、
寝た状態での腹式呼吸。

腹を膨らませながら
息を吸った後は腹を凹ませながら息を吐くが、
この息を吐く時に使っているのが腹横筋になる。


⑤腹筋はバランス

腹筋トレーニングで大切なことは、
これらの4つの腹筋群を
バランス良く鍛えていく意識をする。

どこか一つが凝り固まっていたり…
どこか一つがうまく使えていなかったり…

が、ないか?
をチェックしながら
トレーニングを行っている。

同じ腹筋ばかりを強化していると
逆にバランスを崩しかねない。

人にはそれぞれ、
弱点になりやすい腹筋群もあるので
そこを補うことも大切だ。

ストレッチも兼ねて、
アプローチをかけていくことが
オススメだ。

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