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スイマーの十牛図

中国の宋の時代。

「禅の入門書」に
十牛図というものがあります。


その「十牛図」には、
一頭の牛が登場します🐂

牛は普段はおとなしく物静かでありながら、

あばれると非常に強く、手がつけられなくなります。

その姿はまるで、「人間の心」の様子に似ているため、その牛を例えにした入門書のようです。

自分の牛を探し求める、つまり自分の本当の心を探すところから、 物語は始まっています。

①牛を探す
②牛の痕跡を見つける
③牛の姿を見つける
④牛を捕まえたものの、飼い慣らすことが出来ていない。
⑤徐々に飼い慣らせてきた状態で縄を握っていれば言うことをきかせることができる。
⑥牛を制することをしなくても操れる
⑦牛を捕まえた理由すら忘れてしまう
⑧忘れるということを忘れる
⑨ありのままの世界が見えるようになる
⑩人々をより豊かにしていくために悟りを開いていく


このようにこの入門書には、悟りに至るための10の段階について記載されています📜

歴史的な入門書に対して、大変恐縮ではありますが、、、

今回はこちらを水泳に例えさせて頂きます。

1.尋牛(牛を探す)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
水泳にすら出会っていない状態。何か趣味を探したり、健康のために、リハビリのために、何をしたら良いかを探している状態。

2.見跡(牛の足跡を見つける)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
近所にプールがあることに気付く。
通ってるジムにプールがあることに気付く。お医者さんに水泳を勧められる。

3.牛見(牛を見つける)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
とりあえず、プールに行って様子を見る。

4.得牛(牛を捕まえたけれど、それを飼いならすのは、まだ難しい状態。たまに姿をくらますこともある。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
泳ぎ始めてみるが、まだまだ思い通りに泳げない。出来たとしても、次の日になると、出来なくなってしまうことある。

5.放牛(慣れてくれば牛は、素直に従うようになる。綱を握っていれば牛を制することができる。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
意識をすれば、なんとか泳げるようになってきた状態。しかし、油断をするとまだ泳ぎが崩れたりしてしまうことがある。

6.騎牛帰家(牛使いと牛が一体化となり、牛を制する必要もなくなる。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
水と仲良くなり、良い感じで力が抜ける。意識をしないでも楽に泳げるようになる。

7.忘牛存人(家に戻ってくれば、牛を捕まえたことすら忘れる。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
プールに行くのが当たり前になり、
当時10m泳ぐことに苦労していたことすら忘れてしまっている状態。

8.人牛倶忘(牛を捕まえようとした理由も忘れ、捕まえた牛も忘れ、忘れるということもなくなった状態。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
3日以上、プールに行かないとなんだか違和感を感じてしまう状態。

9.返本還源(なにもない清浄無垢の世界からは、ありのままの世界が目に入る。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
水泳の素晴らしさを感じ、水泳を通して、世の中のために、何かできないかと考える状態。

10.入鄽垂手(悟りを開いとしても、そこに止まっていては無益。人々に安らぎを与え、悟りへ導く必要がある。)
🏊‍♂️水泳に例えると🏊‍♂️
水泳を人々に伝え、指導していき、水泳の素晴らしさを伝えていくことで、より良いライフスタイルを手に入れて頂きたいと願い行動する。



ここまで長文、最後までご覧頂きありがとうございました😊
100歳の誕生日を水の中でお祝いしましょう

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