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Q&A.ブロークンって、何を意識して泳いだら良いでしょうか?

ご質問を頂きました!

Q.
先日、ブロークンという練習を行いました。

「大会が近いから行います!」
と、コーチは話していましたが、
よくわからないまま泳いだら
バテバテで何が何だかわからないうちに
終わってしまいました。

このブロークン、
一体どんなことを意識して
練習すればよいのでしょうか?

ご教授頂ければ幸いです。

A.
ご質問ありがとうございます!


ブロークンとは、
レースに出る種目を1/4に区切って
泳ぐ練習ですね!

100mの練習なら、
25m×4本=100m。

200mの練習なら、
50m×4本=200m。

のようになります。
※50mは基本的にブロークンはありません。


良くブロークンを行うと、
「トータルタイムはどうしたら良いですか?」
というご質問をいただきます。


ブロークンの種類によって、
そのトータルタイムの考え方を変えます。


①ブロークンの種類

ブロークンの種類として…

A.【ショートサークル(レスト短め)】
(タッチして5秒〜10秒後にスタート)のもの

B.【ロングサークル(レスト長め)】
(タッチして30秒以上後にスタート)のもの

があります。

②ショートサークルのブロークン

レストが短めのブロークンは、
レース中の「呼吸の苦しさの中」でも
「泳ぎのリズムを守るための意識」が
求められます。

これは競泳あるあるですが、
呼吸が苦しくなってくると
ストロークを小さくして
呼吸のリズムを保とうと
体が動いてしまいます。

そこを焦らず
できる限り同じストロークで
泳ぐ練習がショートサークルブロークンです。


③ロングサークルのブロークン

レストが長い時は、
とにかく「強度」です。

このブロークンを行うときは、
実際のレースリハーサル…というよりも
「筋疲労耐性」を高めるための
練習だと考えて下さい。

「レースで泳ぐスピード以上の速度」
で、押し切ります。

そんな状態で、
身体に蓄積する疲労物質に耐え、
最後まで出し切るようにすることで、
筋疲労耐性を高めることができます。

④まとめ

ブロークンは
ラップタイムを把握できる練習なので
100mや200m、400mなどで
ペース練習にもなります。

初めて
個人メドレーに参加するときにも
泳法ごとにフィードバックができるので、
オススメの練習方法になります。

ただ、
サークル(レスト)を変えるだけで、
目的が変わってきますので、
目的に合わせて
練習に取り組んでみて下さい

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