仲西森奈 / Morina Nakanishi

作家|著書に歌集『起こさないでください』『日記』、連作掌編小説(ショートスパンコール)…

仲西森奈 / Morina Nakanishi

作家|著書に歌集『起こさないでください』『日記』、連作掌編小説(ショートスパンコール)シリーズ『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』|ご連絡はsontyo.tyotyo@gmail.comまで

マガジン

  • SSC03『空想を呼び声として、』

    仲西森奈による連作掌編小説「ショートスパンコール」シリーズ第3作目(予定)『空想を呼び声として、』のnote版です。 50編収録。2024年8月時点ではすべて無料で読むことができますが、次巻である4作目『記憶について語るときの』50編がすべて公開された時点で、単話・マガジンどちらも有料に切り替える予定です。 更新は不定期ですが、だいたい1〜7日に1編くらいのペースで更新していくつもりです。また、ショートスパンコールシリーズはどの巻、どの作品から読み始めてもいいような造りを目指しているので、この巻/マガジン収録の作品から読み始めても問題ありません。無料公開分の最新話数編を読んで、気になったから1作目や2作目を数編拾い読みする、なんて読み方もありです。

  • SSC02『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』

    仲西森奈による連作掌編小説「ショートスパンコール」シリーズ第2作目『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』のnote版です。 50編収録。値段や内容は、出版社さりげなくより刊行された書籍版と変わりません。 また、note版独自の仕様としては、単話購入も可能です。1編100円で、全編読むならマガジン、気になる数編のみ読みたい場合は単話、という選択をとることができます。 言うまでもないですが単話で50編を買っていくよりマガジン単位で購入したほうが安上がりですし、「梶沙耶の愉快な一年」と題された一連の作品など極端に文字数のすくない作品もあるので、マガジン単位で購入したほうが尚更お得感があるのではないかな、といったところです。

  • SSC01『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』

    仲西森奈による連作掌編小説「ショートスパンコール」シリーズ第1作目『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』のnote版です。 50編収録。値段や内容は、出版社さりげなくより刊行された書籍版と変わりません。 また、note版独自の仕様としては、単話購入も可能です。1編100円で、全編読むならマガジン、気になる数編のみ読みたい場合は単話、という選択をとることができます。 言うまでもないですが単話で50編を買っていくよりマガジン単位で購入したほうが安上がりですし、「梶沙耶の愉快な一年」と題された一連の作品など極端に文字数のすくない作品もあるので、マガジン単位で購入したほうが尚更お得感があるのではないかな、といったところです。

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    仲西森奈第弐歌集私家版『日記』(通常版)

    ※試し読みはこちらから https://www.dropbox.com/sh/qaeaeuj6knw6q66/AACEznP8atE5S6JuEVOeU-xMa?dl=0 第一歌集『起こさないでください』(さりげなく)出版から約2年半。その間、世界ではさまざまなことが起こりました。そしてこれからもきっと、良いことも気持ち悪いことも、たくさん起こり続けていく。でもそれって、世界だけの話なのかな。わたしにも、あなたにも、世界と関係があること、ないこと、さまざまなことが、日々刻々、きっと起こっているはず。 2019年11月ごろから、2022年の5月まで。『起こさないでください』出版以降、友人知人に個人的に送った歌を除く、インターネット上に垂れ流し続けた短歌&書き下ろし、1137首。その他、日記・エッセイ・テキスト11編、写真を収録。目玉クリップ製束。280ページ。著者・編集・装丁・発行・印刷・製束、仲西森奈。完全自宅制作/生活費捻出作品です。膨大な作品群に、特大の感情をささやかに乗せてぶん投げます。みんな、どうかそれぞれの場所で、元気で。元気じゃなくてもいいけどね。でも、元気で。また、飲もうよ。 ---送料等の諸注意&商品情報&短歌・テキスト抜粋--- 【サイズについて】 サイズはA4版とB5版の2種類あります。 おっきい紙で読みたい方はA4版、 もうすこしコンパクトなほうが……というかたはB5版をどうぞ。 【数量限定版・通常版について】 数量限定版は「仲西森奈が東京生活で使っていた目玉クリップ」ver 通常版は「あたらしく買った目玉クリップ」ver です。 数量限定版(の、目玉クリップ)はA4・B5あわせて10冊分あります。 値段・収録内容・読み心地、どれも特には変わりません。 お好きなほうをどうぞ。 なお、通常版の目玉クリップのほうが、クリップ幅が大きいです。 【配送方法・送料について】 サイズ・限定/通常問わず、クリックポストでの配送になります。 送料は全国一律185円(税込)です 配送の日時指定などはできません。 また、A4版に関しては、サイズがぎりぎりなので、 クリックポストでの配送はやや賭けになります。 どうしても送れない、となった場合は、A4版のみ、 送料が変更になる可能性があります。 ※2022.05.26 追記 なんか大丈夫そうだな、という感じなので、送料変更の可能性はほぼなくなりました。お騒がせしました。 また、完全自宅生産/発送になるため、一身上の都合や天気の具合、その他もろもろの理由で配送時期に予期せぬ乱れが生じたり、製品に細かなキズやヨレ、折れ、掠れなどが生じる可能性があります。 以上もろもろ、何卒ご理解ご了承ください。 ------ 著者・編集・装丁・発行・印刷・製束:仲西森奈 2022年5月29日第一版発行 収録作品:短歌・日記・エッセイ・テキスト・小説・写真 短歌:1137首 日記・エッセイ・テキスト・小説:11編 写真:複数枚 ページ数:280 装丁:目玉クリップ ※通常版の目玉クリップの形状は予告なく変更される場合があります。 ------ 【8首抜粋】 女という座りの悪い場所へ行き自分で椅子を作って座る とーもだち/こーいびと/野良のボース猫/乾いた服はさーいこう/脳 歌詞のない曲で涙が出るようにあなたが遠くで生きていること 矛だけど盾でもあって生活は適宜貫かれる盾の影 カーテンが浸透率をかえてゆく太陽フレアの穂先の光 草花がたしかにわたしを知っていてわたしもあなたたちを知っていた つけ麺を熱盛りにする 総武線でいろんなFeat.の水星を聴く 日曜日 研ぎ澄まされた醜態はほとんど矜持と見分けられない 【収録テキスト『モーニングコール』より抜粋】 わたしはこの先、歌人、という肩書きを名乗るつもりはありませんし、これから書いていくのであろう小説が、なにかの間違いで多くの人に読まれるような立場になっても、小説家、と名乗るつもりはありません。おかしなくらいルーティーンだらけの日々の、日常の、なんてことのない営みとして、わたしはこれからも、誰に読まれようが、読まれなかろうが、死ぬまでなにかを作っていくのだと思います。その一点だけ、自分自身のことを、わたしは信用しています。
    1,980円
    仲西森奈第弐歌集私家版自宅販売所
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    仲西森奈第弐歌集私家版『日記』(モノクロ版)

    ※試し読みはこちらから https://www.dropbox.com/sh/qaeaeuj6knw6q66/AACEznP8atE5S6JuEVOeU-xMa?dl=0 仲西森奈第弐歌集私家版『日記』には複数枚の写真が収録されているのですが、この「モノクロ版」は、写真ページをモノクロ印刷に&印刷設定を「高速」にしたバージョンです(通常版は、写真:フルカラー。印刷設定:最高画質です)。これはこれで、なかなか味わい深い刷り上がりとなっております。 おそらくこちらのほうがインクの消費率が低いので、お値段はやや(ほんとうに、やや)抑えめです。ささやかな廉価版と思ってもらえれば。 ---以下テキストは、通常版と同じ文言です--- 第一歌集『起こさないでください』(さりげなく)出版から約2年半。その間、世界ではさまざまなことが起こりました。そしてこれからもきっと、良いことも気持ち悪いことも、たくさん起こり続けていく。でもそれって、世界だけの話なのかな。わたしにも、あなたにも、世界と関係があること、ないこと、さまざまなことが、日々刻々、きっと起こっているはず。 2019年11月ごろから、2022年の5月まで。『起こさないでください』出版以降、友人知人に個人的に送った歌を除く、インターネット上に垂れ流し続けた短歌&書き下ろし、1137首。その他、日記・エッセイ・テキスト11編、写真を収録。目玉クリップ製束。280ページ。著者・編集・装丁・発行・印刷・製束、仲西森奈。完全自宅制作/生活費捻出作品です。膨大な作品群に、特大の感情をささやかに乗せてぶん投げます。みんな、どうかそれぞれの場所で、元気で。元気じゃなくてもいいけどね。でも、元気で。また、飲もうよ。 ---送料等の諸注意&商品情報&短歌・テキスト抜粋--- 【サイズについて】 サイズはA4版とB5版の2種類あります。 おっきい紙で読みたい方はA4版、 もうすこしコンパクトなほうが……というかたはB5版をどうぞ。 【数量限定版・通常版について】 数量限定版は「仲西森奈が東京生活で使っていた目玉クリップ」ver 通常版は「あたらしく買った目玉クリップ」ver です。 数量限定版(の、目玉クリップ)はA4・B5あわせて10冊分あります。 値段・収録内容・読み心地、どれも特には変わりません。 お好きなほうをどうぞ。 なお、通常版の目玉クリップのほうが、クリップ幅が大きいです。 【配送方法・送料について】 サイズ・限定/通常問わず、クリックポストでの配送になります。 送料は全国一律185円(税込)です 配送の日時指定などはできません。 また、A4版に関しては、サイズがぎりぎりなので、 クリックポストでの配送はやや賭けになります。 どうしても送れない、となった場合は、A4版のみ、 送料が変更になる可能性があります。 ※2022.05.26 追記 なんか大丈夫そうだな、という感じなので、送料変更の可能性はほぼなくなりました。お騒がせしました。 また、完全自宅生産/発送になるため、一身上の都合や天気の具合、その他もろもろの理由で配送時期に予期せぬ乱れが生じたり、製品に細かなキズやヨレ、折れ、掠れなどが生じる可能性があります。 以上もろもろ、何卒ご理解ご了承ください。 ------ 著者・編集・装丁・発行・印刷・製束:仲西森奈 2022年5月29日第一版発行 収録作品:短歌・日記・エッセイ・テキスト・小説・写真 短歌:1137首 日記・エッセイ・テキスト・小説:11編 写真:複数枚 ページ数:280 装丁:目玉クリップ ※通常版の目玉クリップの形状は予告なく変更される場合があります。 ------ 【8首抜粋】 女という座りの悪い場所へ行き自分で椅子を作って座る とーもだち/こーいびと/野良のボース猫/乾いた服はさーいこう/脳 歌詞のない曲で涙が出るようにあなたが遠くで生きていること 矛だけど盾でもあって生活は適宜貫かれる盾の影 カーテンが浸透率をかえてゆく太陽フレアの穂先の光 草花がたしかにわたしを知っていてわたしもあなたたちを知っていた つけ麺を熱盛りにする 総武線でいろんなFeat.の水星を聴く 日曜日 研ぎ澄まされた醜態はほとんど矜持と見分けられない 【収録テキスト『モーニングコール』より抜粋】 わたしはこの先、歌人、という肩書きを名乗るつもりはありませんし、これから書いていくのであろう小説が、なにかの間違いで多くの人に読まれるような立場になっても、小説家、と名乗るつもりはありません。おかしなくらいルーティーンだらけの日々の、日常の、なんてことのない営みとして、わたしはこれからも、誰に読まれようが、読まれなかろうが、死ぬまでなにかを作っていくのだと思います。その一点だけ、自分自身のことを、わたしは信用しています。
    1,870円
    仲西森奈第弐歌集私家版自宅販売所

記事一覧

通し読み版『空想を呼び声として、』(ショートスパンコール03)

木蓮 最初は、2階建てのアパートの1階。  たしか104号室だった。道路側の角部屋で、玄関を…

通し読み版『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』(ショートスパンコール02)

2,200

通し読み版『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』(ショートスパンコール01)

1,980

0150「予言」

 稲盛総一朗が市役所を出て駐車場へ向かうと、ひとりの女性が車の前に立っていた。 「どう…

0149「四季」

春は印字の擦れたレシート。誰かに呼ばれて産業道路を歩く。人のいない部屋ではダニが陽に焼…

0148「屋上」

 甲州街道裏の緑道のてきとうな場所に自転車をとめて、エマは古びた細長いビルの階段を上が…

0147「ファクトリー」

わたしの妹は工場員で あいさつとシュシュと 電球の色とマツタケと 螺旋階段と改札と 首輪と…

0146「梶沙耶の愉快な一年(10)」

 春霖の全巻セットを売りに出す

0145「記念撮影」

ファイル名:写真 2013-05-09 15 53 39.jpg 種類:JPEGイメージ サイズ:2,104,900 バイト(…

0144「献立」

 それ、ぼくの同居人かもしれないですね。詰め所で噂話に興じていた私たちの前を縫うように…

0143「コントロール」

 ぼくたちは秘密基地にコントロール・ルームを作っていたから、かなしいことやムカつくこと…

0142「光景/後景(6)」

「……っはあ〜ん!ああ〜〜〜ンまじかよお〜〜〜」 「っははは!」 「でえぇ〜。おいマジか…

0141「梶沙耶の愉快な一年(9)」

 停車場の八重山吹か総武線

0140「主人公」

 カホンケースとウーバーイーツのバッグが似ているおかげで職質されなくなった、と貝原さん…

0139「卵」

「こんにちは。坂東卵です。らん。みだれる、の乱。花の蘭。英語で走るはrun。アンケート用…

0138「エネルギー」

 早番を終え、自転車にまたがり、青山霊園を通って迂回する形でエマは新宿へ向かった。赤坂…

通し読み版『空想を呼び声として、』(ショートスパンコール03)

木蓮 最初は、2階建てのアパートの1階。  たしか104号室だった。道路側の角部屋で、玄関を…

通し読み版『名付けたものどもを追う道筋を歩きながら、』(ショートスパンコール02)

2,200

通し読み版『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』(ショートスパンコール01)

1,980

0150「予言」

 稲盛総一朗が市役所を出て駐車場へ向かうと、ひとりの女性が車の前に立っていた。 「どう…

0149「四季」

春は印字の擦れたレシート。誰かに呼ばれて産業道路を歩く。人のいない部屋ではダニが陽に焼…

0148「屋上」

 甲州街道裏の緑道のてきとうな場所に自転車をとめて、エマは古びた細長いビルの階段を上が…

0147「ファクトリー」

わたしの妹は工場員で あいさつとシュシュと 電球の色とマツタケと 螺旋階段と改札と 首輪と…

0146「梶沙耶の愉快な一年(10)」

 春霖の全巻セットを売りに出す

0145「記念撮影」

ファイル名:写真 2013-05-09 15 53 39.jpg 種類:JPEGイメージ サイズ:2,104,900 バイト(…

0144「献立」

 それ、ぼくの同居人かもしれないですね。詰め所で噂話に興じていた私たちの前を縫うように…

0143「コントロール」

 ぼくたちは秘密基地にコントロール・ルームを作っていたから、かなしいことやムカつくこと…

0142「光景/後景(6)」

「……っはあ〜ん!ああ〜〜〜ンまじかよお〜〜〜」 「っははは!」 「でえぇ〜。おいマジか…

0141「梶沙耶の愉快な一年(9)」

 停車場の八重山吹か総武線

0140「主人公」

 カホンケースとウーバーイーツのバッグが似ているおかげで職質されなくなった、と貝原さん…

0139「卵」

「こんにちは。坂東卵です。らん。みだれる、の乱。花の蘭。英語で走るはrun。アンケート用…

0138「エネルギー」

 早番を終え、自転車にまたがり、青山霊園を通って迂回する形でエマは新宿へ向かった。赤坂…