MUSIC VKET2×くらげビート7訪問記
VRワールドで行われている音楽の祭典に行ってきました。結論は「初心者でも十分たのしめるから、躊躇するぐらいなら飛び込め!」って感じです。
事前準備はしっかりできた方がいいけど、これは人生変えるほどの体験ができるかもしれないから、こういうのは行動あるのみ!だと思った。
そんな私の体験記です。
くらげビートって何?
くらげビートとは、VRワールドの中で行われているミュージックライブです。
回を重ねるごとにレベルがあがっていくライブですが、#7まで進みました。過去には「バーチャル雪まつり」などとも連動したライブが行われています。
MUSIC VKETとは?
コミックマーケットの音楽版といえばイメージしやすいでしょうか。バーチャル空間にサークル参加している方がたくさんいて、音楽をきいたりビジュアルを見たり、音楽を買うこともできます。
今回はこの世界線がつながる
くらげビートは、VR界隈では有名なエンターテイナー「おきゅたんbotさん(宝来すみれさん)」が主催している番組ですが、ある日いきなりこんな書き込みが流れてきます。
お、おお?なにこれ!会場に行けるっていうのは面白いんじゃない?ということで、後先考えずに手を挙げてしまいます。すると…
こんな連絡がきます。おお!当選だ!しかし、ここから色んな悩みがどーっとやってきます。
環境がつよつよじゃないとダメ…?
今回はいろんな仕掛けが入っているライブです。大した機材もないし、ましてはVRChatには散歩でしかいったことがありません。そんな環境で大丈夫かしら?と思っていましたが、これは杞憂に終わります。
・Oculus Rift-S
・GTX1660Ti
こんな環境でしたが、たいしてラグがおきることなく、参加ができました。多少ロードに時間がかかるので、気長に待ちましょう。それより、次の問題の方が大きかったです。
VRChatは初心者にはやっぱりハードルがある
最初送られてきたURLを表示すると、皆がいるところに飛べる…ことになっています。でも散歩しかしてない私は、VRChatに友達がいるわけでもない。
なので、しばらくは誰もいないワールドに飛ぶことになります。
これ、音楽こそ聞こえるんですけど、本戦チケットを与えてもらった身としては全然たのしくないし、「そんな参加の仕方なら、チケットに手をあげんじゃないよ」って言われちゃうわけです。(抽選だから、選ばれなかった人もいるわけで。そういう意味でも失礼になっちゃう)
なので、ここで思い切って おきゅたんbotさんに友達リクエストをだすことになります。(すぐ承認して頂いたわけですが、この行動が運命を大きくかえるきっかけになります)
これから、あらかじめ指定されたURLから、Invite me をボタンをおして…
ワールド管理者に承認されると
このあたりに通知が来て、ワールドにはいれるようになります。
ワールドに入ったら、他の人が入ってこれないようにオンライン状態を変更するように求められます。
ここを緑以外にして、ほかの人も承認しないでおいてね(抽選に受かった人以外ワールドに招かないでね)ってことでした。
ワールドに入れて感動するもつかの間…
実は私、VRChatでの生活は、通算5時間ぐらいなものでした。そんな私のトラストレベルは「Visitor」。つまりワールドに入れるけどいろんな制限がある人ってことです。
このライブはYoutube同時放映されることもあって、「アバターモデルが移りこむと思います。版権に問題がないものにしてください」ってことになっています。
んじゃ、バブリックアバターでいいのか?とおもっていますが、どこにもライセンス表記がない。そんなことを呟いていると、VR界隈に精通している「すのーさん」が教えてくれました。
やっぱり。どうしても見つからないので、同系統のアバター販売しているところをみてみると…
「CC-BY 4.0」おおおお?BYってことは著作権表記がいるってことじゃん!こりゃ参ったぞ…映りこまないところに下がってみていようかな… とおもっていたところ、いきなりメールがきます。
お!歓迎とな…!?(゚д゚)!
いままで 全然変わらなかったわけですが、絶大な信頼を得ているユーザ「おきゅたんbotさん」とつながりができたことで、VRChatサイドに信用してもらえたようです。
ってなわけで、さっそく
ということを教えてもらって、boothでアバターを買って、すぐUnityをいれて、アバターを差し替えることにします。
※ちなみに、今回のモデル「ミーシェ」はこちら
版権クリアしたところで、参加だ!
ここまで出来れば、あとは楽しむのみです。会場にはいってライブをみ始めます。
みんなこんな感じで楽しんでいるわけですが、このライブは「ただのライブ」じゃございません。
ライブが始まると、こんな感じにビジュアルが変わっていきます。
画面にうつってる ドコカノうさぎさんはカメラ担当で走り回っておられましたが、かなり本格的なショット・立ち回りでした。
こういう魅せ方ってリアルワールドだとできない(通路があったり、カメラアームに限界がある。スパイダーカムを入れられるほどのお金もないし、操作技術も難しい…等)ので、この点もVRならではの魅力でしょう。
ちなみに、「おきゅたんbotさん」の顔がメタルになってるのは、私がSafetyレベルを引き上げてるからで、パーティクル設定をうまく受け取れていないからです。ちゃんと設定したら、こんなふうに
おきゅたんbotさんの豊かな表情が受け取れる…ということで、これは私の設定ミス。参加されるかたは是非忘れずにセキュリティーレベルを見直してくださいな。(限られた空間なので、この空間ではセキュリティレベルをNormalとかに下げておけば確実でしょう…まぁ個人の判断ですが。)
ほんと、このライブの醍醐味は「視覚を奪われる」ということなのです。これはVRというものが提供する「非日常性」という部分にも通じる、とても重要な特性です。
今回はこれを応用したということを、会場の演出をしているオノッチさんに教えてもらいました。(会話にでてくる紗影さんは、アイドルユニット「ジビエーズ」の方で、今回は会場DJをされていました。)
ワールドの演出作りこみには、努力の結晶が織り込まれているようで、VR酔いを起こしやすい私も、酔うことなく参加できました。
特に今回のイベントは迫力がすごかった
どのアーティストもすごかった(くらげビート6よりもパワーアップしていると感じた)のだが、今回特に私が注目しているのは、九条林檎さん
それから、PHAZEさん
が、とてもすごかった。
九条林檎さんは、個性としては中島みゆきさんと同じ属性かなぁ、と感じながらも、迫力、表現力、世界観がとても興味深いアーティストさんだったし、PHAZEのみなさんは、パンチと声の鋭さ、リズムの軽快さを併せ持ったとてもメリハリがきいた音楽だった。ぜひまだ聴いてない方にはお勧めしたい。
あとは、MSS(Musa Silent Speakers)の皆さんがダンスをされるわけなんだけど、よく見ていてほしい。ここにリアルな自然さがあって。あまりにも「リアルでキレッキレのダンスをみている状態」なんです。
最初はあまり気づかないんだけど、このVRxリアルのギャップ、これがすごい。「このダンスの動きをVR世界でスムーズに実現」できているっていう事は、環境がそろっていて、スムーズに動くように調整されていて、なおかつキレッキレのダンスができるってこと。本当にすごいことだよね。
みればみるほど、このライブの演者さん達は、VR世界で「魅せる」ことを追求してきた人たちで、その空間に一緒にいるんだな、これは凄いことだ!と体感させてくれます。
最後はみんなで記念撮影
配信がおわると、ステージに立つメンバーが写真撮影をはじめ、最後には「会場の皆さんもどうぞ!」なんて感じになって。先ほどまでの「かっこいい!」空気が一変、和やかで優しい空間にかわっていきます。
参加者と皆さんは凄い熱く語り合ってたわけですが、VRChat初心者の私は会場を楽しんだあと、ひっそり余韻に浸りながら、会場をあとにしたのでした。
ライブはアーカイブされている!
なんと、この様子はすべてアーカイブされて公開されているのです。なので、Youtubeで似たような体験ができるので、ぜひみてみてほしい。
ちなみに、VRならではのパーティクルはYoutubeでも100%は体験できないので、機材を持っていて機会があれば、ぜひ会場に足をはこんでほしい。
次のライブはここ!
くらげビート7はDay2があるので、ぜひ!VR会場は、本会場の抽選は終わってしまいましたが、サテライト会場もあるので、ぜひ参加してみてください。
そこにしかない体験があなたを待っています。VRは1度経験しないと分からないことは一杯あると、この身をもって体感したので、ぜひ皆さんにもおススメしたい。
そして、できることならPC画面からの参加ではなくて、VRギアをつけて参加してほしい。
大事なことなので、2度言いますよ!今後の人生を変えるほどの「そこにしかない体験」が、あなたを待っています。ぜひ来てくださいね!
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