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海外旅行 アメリカでの乗り継ぎ 荷物のピックアップの必要があるか否か A.空港(州)によって違う

 海外旅行に行くとき、皆さんはどのような点で一番ストレスを感じるでしょうか。私は乗り継ぎ時の所要時間と、荷物を受け取る必要があるかどうか、この2点です。

 私はとある理由でよく中南米に行きます。日本から中米に行く際、Skyscannerなどで航空券を検索すると当然ですがアメリカ国内での乗り継ぎ便がいろいろとヒットするはずです。
このとき、ロサンゼルス乗り継ぎ、ニューヨーク乗り継ぎ、ダラスやヒューストン乗り継ぎ、などたくさん候補があると思います。では、中南米に行く際、どこを経由するのが最も効率がいいか、私が過去に利用した空港についてお話したいと思います。ここでは、アライアンスを重視した点で解説します。

 まず、ロサンゼルス。ロサンゼルス国際空港は全米屈指の空港であり、日本からの便もたくさん出ています。ロサンゼルス乗り継ぎのメリットは、ロサンゼルスで遊ぶことが出来る点です。私が目的とする国までの乗り継ぎ便は少ないため、乗り継ぎの時間が10時間前後となることが多いです。このため、アナハイムまで足を伸ばして大谷翔平の試合を観に行ったこともあります。その日、大谷翔平のグッズが配布されHRも打ちましたが、飛行機の時間の都合上、7回まででスタジアムを離れました。大谷がHRを打ったのは、8回か9回だったため、生で大谷翔平のHRを観ることは叶いませんでした…がっくり。
 ロサンゼルス国際空港は何度か利用しましたが、現在は候補から外しています。理由は乗り継ぎ時間だけでなく、預け入れのスーツケースを必ず受け取らないといけないためです。コインロッカーに預ければ問題ない、と思われる方もいるかと思いますが、アメリカの空港にはテロ対策のためかコインロッカーはありません。これはロサンゼルスに限らず、他空港でもコインロッカーは見たことがありません。このため荷物を受け取るかどうか、という点は乗り継ぎ地で遊ぶことができるかどうか、という点でいうと死活問題となるのです。コインロッカーがないため、代わりになるサービスはあります。例えば、大きなバンなどで空港出口まで荷物を回収しに来てくれて、出発便の1〜2時間前までに再度空港出発口まで運んできてくれるサービスがあります。私はこれを2度利用しました。スーツケースの中でお土産のお酒の瓶がわれてしまい、服が全部吸っていたことがありました…
LAX luggage storageなどと検索するとヒットします。荷物が荒らされるようなことはありませんでしたが、補償などはないと考えたほうが良いと思います。

 ここまでつらつら書きましたが、荷物を受け取るかどうか、という点は、州によって違います。少なくともロサンゼルスでは必ず荷物を受け取らねばならない、ということです。これはエアラインに依存しません。サンフランシスコ経由の便を利用したことがないため詳細はわかりかねますが、おそらくカリフォルニア州の法律で一度ピックアップするようになっているのではないでしょうか。
 日本で荷物を預けた際の話ですが、航空会社のカウンターで、アメリカまでスターアライアンス系列のエアラインで飛び、そこからまた別のスターアライアンスのエアラインで中南米に飛ぶ行程だと伝えると、スタッフからロサンゼルスで荷物をピックアップする必要はないですよ、と説明されました。同じスターアライアンスなので、最終目的地まで荷物を運びます、というのです。私は半信半疑でした。念の為ロサンゼルスで荷物が出てくるところでしばし待っていると、やはり荷物が出てきていました。これまで何度もロサンゼルスを利用していますが、荷物がそのまま次の便に搭載されたことは一度もありません。一通りロサンゼルス観光をしてしまった身ですので、このような理由から現在では候補から外したというわけです。

 続いて、ダラス・フォートワース空港と、アトランタ・ジャクソン・ハーツフィールド国際空港での話です。ダラス・フォートワース国際空港はアメリカン航空のお膝元で、同じワンワールド系列であるJAL便の乗り継ぎ地として候補に出てくると思います。
 ダラスでの乗り継ぎ便によっては次の便までの時間が2時間未満と、効率重視で行くと最も中南米の目的地まで早く到達できると思います。米国でも南方に位置しており、ニューヨーク経由などで行くよりも距離的利便性も高いです。各空港では最低乗り継ぎ時間が設定されており、ワンワールドに加盟しているJALの説明によると、ダラス・フォートワースでの最低乗り継ぎ時間は90分です。また、ダラス・フォートワースでは、荷物をピックアップする必要もありません。仮に乗り継ぎ時間が長めであっても、荷物をピックアップするストレスはありません。これはアトランタ・ジャクソン・ハーツフィールド国際空港も同様です。アトランタはデルタ航空のお膝元です。こちらの空港でも荷物のピックアップの必要はありません。また、空港外に出る必要もありませんでした。セキュリティチェックのみです。
 ただし、これはあくまで国際線同士の乗り継ぎかつ同アライアンス間での話であり、アライアンスが異なる、あるいは米国国内を最終目的地とした乗り継ぎの場合は荷物をピックアップする必要があります。

 いかがでしたか?皆さんの乗り継ぎ便の検討の手助けになれば幸いです。ではまたの機会に。次回はメキシコ乗り継ぎ(地獄の成田・メキシコ泊)編です。

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