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マンガ感想文

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読書感想文にひきつづき、マンガの読書感想をまとめました。
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#マンガ感想文

森の中に置いてあるピアノーー一色まこと著『ピアノの森 1-3巻』を読んで

 一色まこと著 講談社モーニングKC 2005年出版  本屋さんで働いてた時、上司の人が定期的…

森マリアンヌ
1か月前
5

『スラムダンク』の新装再編版を読んで

 井上雄彦著 集英社 2018年出版  高校生の頃、友達がみんな『スラムダンク』にハマってお…

森マリアンヌ
3か月前
2

消化できてない母の存在ーーヤマシタトモコ著『違国日記 1-9』を読んで

 ヤマシタトモコ著 祥伝社 2017年ー  朝日新聞に著者の文章が載っていて、母が興味を持っ…

森マリアンヌ
3か月前
21

異世界へもぐりこむーーすぎむらしんいち著『SSSSすぎむらしんいち短編集』を読んで

 すぎむらしんいち著 小学館 2024年出版  朝日新聞で紹介されてて、面白そうだから即購入…

森マリアンヌ
3か月前
1

絵の迫力感ーー『私という猫 終の道』を読んで

 イシデ電著 幻冬舎コミックス 2019年出版  職場の近くに猫に関する本を集めた本屋さんが…

森マリアンヌ
6か月前
2

割とリアルなマンガーー『しあわせは食べて寝て待て 2-4』を読んで

 水凪トリ著 秋田書店 2023年出版  最寄りの本屋さんで、一巻だけいろんなマンガを購入し…

森マリアンヌ
6か月前
2

身体の不調と向き合うおじさんーー『すこしだけ生き返る1』を読んで

 うすくらふみ著 小学館ビッグコミックス 2023年出版  本屋さんを歩いてて、表紙の絵が感じが良いと思って購入した。おじさん弁護士の話だと思っていたが、思っていたより軽い感じのコミックだった。  弁護士事務所を持つ40代前半のおじさんが、若い女の子の従業員を雇ってってそこの事務所で繰り広げられるお話。といっても、身体が四十肩だなんだといって、あちらこちら不調が生じ、それにどう対処すると痛みが和らげられるかといったちょっとしたエクササイズが挟まっているという構成になってい

お菓子食ってる変な人ーー『イチケイのカラス』を読んで

 浅見理都著 講談社モーニング 2018年出版  近所の本屋で購入。弁護士のコミックって結構…

森マリアンヌ
6か月前
2

バブリーな若者ーー『あすなろ白書1-3』を読んで

 柴門ふみ著 ビッグコミックス 1992年出版  入院中、病院の本棚にあったから、読んでみた…

森マリアンヌ
7か月前
10

化学兵器をまく話ーー『20世紀少年』を読んで

浦沢直樹著 ビッグコミックス    兄の本棚に全巻あってずっと読みたいと思っていたが、読ん…

森マリアンヌ
7か月前
2

前座がないーー『スケバンと転校生』を読んで

 ふじちか著 双葉社 2022年出版  近所の本屋さんでおもしろそうだと思って購入した。タイ…

森マリアンヌ
7か月前
2

最近の歴史マンガーー『天幕のジャードゥーガル』を読んで

 トマトスープ著 秋田書店 2022年出版  この本も近所にある本屋さんで購入。最近、地元の…

森マリアンヌ
7か月前
4

静かにモテる男子ーー『いやはや熱海くん 1,2巻』を読んで

 田沼朝著 角川エンターブレイン 2023年出版  この本も近所の東急ストアの中の本屋で購入…

森マリアンヌ
7か月前
3

ミステリー小説のマンガ化ーー『月館の殺人』を読んで

 佐々木倫子著 綾辻行人著 小学館IKKI COMIX 2017年出版  図書館で働いていた時、図書館においてあるマンガってなんでこんなに偏っているのかなーと疑問に思いながら配架してた時に出会ったマンガ。  佐々木倫子の漫画、上下巻。  佐々木倫子の『動物のお医者さん』を子供時代に読んだ私としては、彼女の絵に馴染みがあり、つい絵を見ただけで、面白そうと思ってしまう。彼女が描く人物とか動物ってどこか焦点が定まっていないようなふわふわ感があって不思議さんなんだが、その絵の表