【2020.11.25 Facebookより】 世間ではどこを向いても鬼滅の刃である。 絵柄や商品展開などから察するにどうやら私の方に向けては作っていないようである。主人公の目の光の入れ方が少し怖い。 しかし、特にアンテナを張っていなくてもテレビ・ラジオ・インターネットを通して情報は入ってくるので一度追い風の吹いたものはすごいなと思う。 断片的な情報によると、主人公は鬼になる呪い?を掛けられた妹を治すために旅?をしたり鬼?と戦ったりする話らしい。 10代半ばくらいの
【2020.10.22 Facebookより】 京都は老若男女問わず旅行先として人気がある。 たとえ神社仏閣山水に興味が無くとも何よりも「京都に来ている」というだけで羨望のまなざしを受けられる。 むしろ羨望のまなざしを受けるためだけに京都に来ている人もあるのではとも思える。 自分も京都に行くのは好きだ。 東京方面から西に出かけるとき、京都をただ通過するとなんとももったいないような気がする。 何度か訪れて「とりまる…?」「からすまる…?」の読み間違いの変遷を経てきちんと
【2020.1.31 某業界会報より】 生来、見た目に頓着を持たない。学生の頃には袖の擦り切れた服を着て、犬の死んだののようなカバンを持って学校に通っていた。人様のお目にかかる商売に就いて多少は気を配るようになったが、それでも見た目に掛ける時間とお金はなるべく少ないほうが良い。 東京で働いていた時分、家人の勧めで一回6500円くらいする床屋(サロンというのか)に通っていたこともある。しかし、2、3カ月に一度の6500円はどう考えても高いし、舌を噛みそうな名前のシャンプ
【2020.1.31 某業界会報より】 映画館に行くことがない。 直近で観たのはたしか『千と千尋』であるからもう20年弱である。それも親に連れられて行ったものなので自発的に映画を観た経験は無いことになる。なぜこうも映画館に行かないのか。原因を考えてみることにする。 映画館に行くと途中で出ることはできない。最低でも2時間はそこに居なくてはいけない。2時間くらいは家のプランターにいつの間にか生えてきたキノコの名前を調べている間に平気で過ぎてしまう(実話)ので、そこまで時間を
【2017.11.24 Facebookより】 インスタ映えという言葉も市民権を得た昨今、Facebookを見ると、やはりこちらも輝きに満ちた投稿にあふれている。 曰く、新しい部署でもがんばるぞ、こんな素敵な場所に行った、知人の結婚式に出席した…云々。 あたかも自分の生活の上澄み部分だけを見せ合うのがSNSの本道であるように。 あげく、外国人の友達も見当たらないのに外国語だ!誰向けの投稿なんだそれは! そんなわけで、あえてfacebookにそぐわないような、生活の澱のよ
【2017.6.20 Facebookより】 西田幾多郎の『善の研究』を読みたい。 日本の哲学の古典と言われる、アレである。 と、いきなりFacebookに投稿したところでこんな声が聞こえる。 「じゃあ読めよ」 「そんなことわざわざ投稿するなよ」 聞こえるが、事はそう単純ではない。 確かに「¥108-」という値札のついた岩波文庫は手許にある。それも5年ほど前から。読もうと試みたことも一度や二度ではない。 難解なのである。 ちっとも面白くないのである。 毎回毎回今