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アレルギー体質の損

泣きはらしたような赤く熱をもった虚な目

粘膜が腫れあがり苦しそうにすっかり塞がった副鼻腔

大きく口を開けると喉元に見える所々に散らばった赤い斑点

花粉症の発症は小学2年生の頃。当時は薬なんて飲むほど花粉症は流行ってはいなかったから、辛抱強く春が過ぎるのを心待ちにしていた。毎年カレンダーと睨めっこしながらスギ花粉の散布が少なくなる4月がやってくるのを指折り数える日々。

耳鼻科の先生に鼻の穴をライトで照らされながら「これは辛いでしょう」と顔を歪められては「どうだ。辛そうだろう」と胸を張りドヤ顔で威張ることが唯一の快感?ではあるのだけど、子どもでごった返した耳鼻科の行列を早起きして並ぶ気力が年々薄れてきている。

しかし行かねば生きて春を越せない。

悶々として、ただ時間だけが過ぎて、辛いだけ。

今年は暖冬だから去年より1ヶ月も早く症状が出て損をした気分である。

鼻水が止まらないからお風呂に入ったらなぜかもっと酷くなり、寝る時が1番ムズ痒く、朝のまだ寝ていたいところ鼻水がつーっと垂れてくる気色悪さ故に二度寝を妨害されるのは立派な春の拷問といえよう。

小学生の頃は本気で、「花粉に殺される」と思ってたっけ。

オトナになった今のわたしも、あの頃とおんなじことを本気で考えてる。

今年も無事に夏を迎えられますように。


ペイフォワードの精神で循環させていただきます^^