Mリーグのこと

昨年から、プロ麻雀士がチームに所属しリーグ戦を戦うMリーグに夢中になっています。
自分でも予想以上にのめりこんでいるのでその感想などを記します。

きっかけは

Mリーグの存在は知ってはいたのですが、開催以来特に観ることもありませんでした。
Mリーグが設立される前に、RTDリーグというプロ雀士が個人で戦うリーグ戦が行われていて、これは観ていたのですが、何のきっかけかこの視聴習慣もいつしか途絶えていました。

そんな日が続き、ある日Twitterを観ていた所、このニュースが飛び込んできました。

KONAMI麻雀格闘俱楽部の伊達選手が、10万点超えのトップを獲得したと。何か大変なことになっているなと。結果、これが2021レギュラーシーズンのレコードになったわけですが、これをきっかけに、Mリーグを観る習慣が始まりました。

Mリーグの対局は月、火、木、金の平日4日間、19時からスタートしますが、これが毎日の日課になるまでそう時間はかかりませんでした。

応援しているチームや選手が大きな手を決めたり、トップを取ったりすれば喜び、ラスに沈めばガックリ来るわけで、さながらプロ野球観戦でもするごとく観戦するのにうってつけなのです。

麻雀プロのこと

麻雀プロの一打。

意を決して勝負にいくための一打。ここでは絶対に放銃できない場面での苦渋の降りの一打。

Mリーグを観ていると麻雀プロの一打は、命を削りだした一打なのだなと感じます。後に書くように実況解説による力もありますが、選手たちの表情からもその意思がありありと伝わってきます。

以前、RTDリーグを観ていたころにはあまり思わなかったのですが、何故こうした心境の変化があったのでしょうか。

それは、選手一人一人が個人の活躍はもとより、チームを背負っていること、ファンの期待に応えること、ひいては麻雀界全体を盛り上げたいと奮闘していることを想像するようになったからかもしれません。

チームやファンに対する選手の想いは、対局後のインタビューからも痛いほど伝わってきます。
また、youtubeの動画で様々な麻雀プロがかつての麻雀界やこれからの麻雀界について語る場面を度々目にするなかで、ただの競技としてやっているわけではないということが感じられるのです。
そしてその端々から、麻雀”プロ”とは何たるものであるかという矜持をみせつけられているような気がするのです。
そうした想いが、あの一打一打に込められているのかもしれません。

それらのことを思うと、ますますMリーグを応援したいと思いますし、麻雀業界全体も盛り上がれば良いなと願うばかりです。

実況と解説

麻雀対局を観ている身なので、基本的なルールは心得ているのですが、トッププロの打牌選択や状況判断まで理解するのは至難の業です。しかも、わずか数秒のうちに選手の手番が終わっていくのですからなおさらです。

そこで視聴者の助けともなり、放送を盛り上げてくれるのが実況と解説の存在です。もちろん、選手同士のしのぎを削りあう一打一打があってこその対局ですが、実況と解説によるアシストもMリーグの盛り上がりに一役買っていると思っています。

特に、日吉さんの煽りともとれる実況はMリーグ視聴者にはお馴染みでしょう。選手が大物手を今にも自模りあげるかという場面や、次の手番には相手の当たり牌を切ってしまうのではないかとヒヤヒヤする局面などでは、ここぞとばかりに、まくし立てていきます。

初めにあの実況を聴いたときには、これはありなのか?と思いましたが、今となっては、あの実況がないと物足りないと思うほどになっています。また、土田プロが解説に来ているときの名コンビぶりも必聴ものですね。

おわりに

私が応援しているEX風林火山は、残念ながらセミファイナルで敗退となりました。最後は面白い局面だっただけに悔しかったですね。
来シーズンは今シーズンと同じメンバーで臨むみたいですので、今から楽しみに待ちましょう。

そして、4月18日からはいよいよファイナルステージがスタートということで、最後までMリーグから目が離せません。

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