Mリーグみることしかできないみたいに

仕事の繁忙期が続き、自宅と会社を往復し、帰宅後即Mリーグ視聴という日々が続いています。そのMリーグ2022-23シーズンファイナルシリーズも、いよいよ残すところあと4日となりました。

苦境に立つ風林火山

何を置いてもまずは、風林火山の応援です。

初日、2日目はなんとか2着、3着で首位をキープしていましたが、3日目、4日目で4戦中3戦ラスという厳しい展開。トータルポイントもマイナスに入り、4着目となかなかつらいポジションです。トップのポイントが大きいMリーグルールで、ここまでトップなしが響いていますね。

全ての対局を追えているわけではないですが、全体として、勝負手が自模れなかったり、前に出る局面で放銃に回ったりする展開が多い印象です。応援している側でさえ、みていて辛い状況が続いていますが、それ以上に選手にかかるプレッシャーも相当なものだと想像します。

こちらは、全選手の手牌をみているのに対して、対局者は当然ながら自分の手牌と河にある捨て牌しか情報がないわけですからね。暗闇を手探りで進んでいるようなもので、光が見えたと思ったら、その先に落とし穴でもあるようなものです。

「エースをねらえ!」の歌いだしが、”コートでは誰でも一人きり…”というものですが、麻雀対局もそういう孤独を抱えながら闘っているのだなと改めて思います。

先日の対局で、悔しいラスをひいてしまった亜樹選手のインタビューが印象的でした。東場の序盤で伊達選手に大きな放銃をしてしまった場面。(確か)三暗刻聴牌、一手替わり四暗刻単騎聴牌という手牌で、当たり牌をつかみ放銃となりました。松本アナから、あの場面の振り返りを問われた亜樹選手の返答は、まだ我慢の局でしたかね(大意)というものでした。

Mリーグに出場している選手は、プロとして第一線で活躍されている百戦錬磨の方ばかりなので、こういう局面も何度も経験はされていると思いますが、それでもまだ我慢だと。あまりに悔しい展開でした。
以前、解説の藤崎さんが、選手たちは間違ってもインタビューで「ついてませんでした」と言いませんからね、という話をされていました。プロとしてある意味当然と言えば当然なのでしょうが、それを考慮しても、麻雀プロはどこまで命を削ればいいのか、と思わされます。

選手たちがそういう立場で対局に臨んでいる以上、応援する側はそれを信じて見守るしかないのですね。

終わりに

現時点で、1位のABEMASとは約300ポイント差。残り4日間は、ラスなしかつ最低1日1トップは必要になるかもしれません。早くも条件戦が始まりそうですが、この苦境が上昇のための準備だと思って見守りましょう。

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