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「今、僕、アンダーグラウンドから」を聴いている

先週、「ぼっち・ざ・ろっく!Re:」を観て以来、『月並みに輝け』と『今、僕、アンダーグラウンドから』をリピートしています。


ギターに託した感情

『今、僕、アンダーグラウンドから』を繰り返し聴きながら、『ギターと孤独と蒼い惑星』が思い浮かびました。同時に、この曲を象徴するシーンが頭をよぎりました。ひとりが、虹夏に本当の夢があることを知って、STARRYのオーディションで覚醒したあのシーン。

上の感想noteでも、その前のぼっち・ざ・ろっく!の感想noteでも同じことを書いていて、性懲りもなく同じことを書きますが、口下手でコミュ障な自分を最も良く表現できる方法として、ギターをかき鳴らしている後藤ひとりさんが、本当に好き。
STARRYのオーディションシーンでも、ほとばしる閃光みたいな激しさで、自分の感情をすべてぶつけていく様が印象的でした。この新曲もまさに、それを体現しているようです。

震えながら音を鳴らす六弦が僕みたいで
スイッチを踏んだらドライブした感情うるさいんだよ

今、僕、アンダーグラウンドから/結束バンド(歌詞:北澤ゆうほ)

かき鳴らされたレスポールが響かせる音は、自分の言葉と感情そのものであって、これを受け取ってくれよという全身全霊のメッセージが伝わってきます。この歌詞が、頭にスッと入ってきた時、思わず奮えました。

ひとりぼっちの源泉

曲を通じて、ひとりの感情の変化がみられるのも良いですね。僕だけの夢だったものが、気づいたら僕たちの夢に変わっていた。自分だけの視点しかもてなかった日々から、自分以外の想いもくみ取れるようになったこと。まるで世界が変わるかのような尊い変化だと思います。
僕だけの夢を抱いていた日々を、”そんな日もあったな”と述懐しているのも、ひとりの感情の移り変わりが察せられて、感慨深いです。

そして、それらの感情一つひとつが、虹夏と出会ったあの日からの積み重ねの上に生まれていることを思うと、なおのことエモーショナルな気分にさせられます。歌詞や言葉を通じて、その人のパーソナルな部分や、日常的に感じているものを受け取ることが、そもそも好きなのですね。

ああ、後藤ひとりのあれらの日々が(もちろん見えない部分もある)、あの後藤ひとりを形作ったんだねと。それが感じられるのが、嬉しいのです。

終わりに

こうしてリピートし続けてみて、改めて劇場で聴いてみたいと思いました。

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