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「シン・ウルトラマン」を観た

「シン・ウルトラマン」を観てきました。
この10年くらいで、スーパーヒーロー戦隊や仮面ライダーを観るようになりました。一方で、同じ特撮作品の代表格ともいえるウルトラマンは未だにきちんと観ていないのですが、ちょうどいい機会だと思って観に行きました。

体感1時間

幼少期にもウルトラマンに熱中していたという記憶もなく、スペシウム光線とか、3分間しか地球で闘えないとか、その程度の知識しかなかったのですが、問題なしに楽しめました。

開幕からテンポ良くストーリーが展開していたのが、その要因の一つかもしれません。え?これどうなるの?と思っているそばから、次の場面ではもうそれが解決していて、それを繰り返しているうちに、あっという間にエンディングでした。登場人物がみんな頭の良い人たちばかりで、その即断即決ぶりも爽快でした。

上映時間は約2時間と、久しぶりにこれくらいの尺の映画を観ましたが、体感は1時間くらいでした。

特撮

上映後にはまんまとパンフレットを買って、スタッフロールのページを眺めながら、ジャパン・アクション・エンタープライズの名前なんかも載ってるかなあと思ってパラパラめくっていました。

そこであることに気が付きました。そういえば、生身のアクションシーンがなかったなあと。
いつもスーパーヒーロー戦隊や仮面ライダーで、スーツアクターさんのアクションや、ゴツゴツしたロボ戦を観ていたので、こんなところにも違いがあるなあとふと思いました。

特撮の印象がそんな感じだったので、本作のウルトラマンの戦闘シーンはスマートに見えました。人型の巨人が、モーションアクターに基づいて動いているから、なおさら人間に近く見えたのかもしれません。

ウルトラマンが、己の体一つで闘う姿もシンプルで好きでした。途中で、プロレスめいたシーンもあり、余計にその感が強かったです。もちろん、武器を持ってドンパチやりあうシーンが嫌いなわけではないです。ドンブラザーズのオニシスターが金棒をぶん回して戦う姿は大好きです。

ウルトラマンが守ろうとしたもの

ウルトラマンは何者なのか、光の国から来た使者が守ろうとしたものは何だったのか。
この辺りは、ネタバレになりそうなので詳しくは書けませんが、クライマックスでそれを考えさせられる対話がいくつかありました。

その根底にあるものが、「ウルトラマン」というシリーズに脈々と受け継がれているとしたら...。それを想像したらワクワクしてきて、既存のシリーズも追いかけたくなりました。

そういえば、ウルトラマンは遠い星から来た存在だけど、スーパーヒーローや仮面ライダーは基本的には地球人が変身して闘っている。

ウルトラマンはどこからきて、どこへ行くのだろう。

終わりに

序盤からのテンポの良さと、物語の核心に迫っていく終盤の展開に一気に飲み込まれて、とても楽しかったです。
エンディングも、劇場で聴くと壮大な曲がより一層重みを増しているように感じられて、込み上げてくるものがありました。

今年下半期はウルトラマンに染まるかもしれないです。

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