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夢を初めて願って今日まで2032日経っただろう

2023年11月21日、正式に税理士登録が完了しました。手元の日記を確認したところ、初めて税理士の勉強を始めてから2032日(約5年半)でした。5科目合格ではなく、大学院で論文を執筆し試験免除を受ける、いわゆる院免組です。

一つの区切りになったので、自分の中での整理をつける意味も込めて、これまでの略歴を振り返ってみます。


高校~大学~社会人時代

高校

高校は商業高校へ入学。商業高校と言えば、簿記のイメージがありますが、単純にパソコンの勉強がしたかったので、こんな進路選択をしていました。そんなわけで、日商簿記検定もこの頃は受けていませんでした。当時は、税理士の事なんて考えていなかった一方で、結果としてこの頃にPCの基本的なスキルを習得していて良かったと思っています。

大学

高校時代に簿記に熱心に打ち込んだわけではないと言いつつも、大学はその流れで経済学部へ。この頃も、特に将来のことは考えていませんでしたが、4年間ひたすら会計の勉強はしていました。高校時代は検定のための簿記を勉強していましたが、学問としての会計の面白さを感じたのはこの頃でした。また、ゼミの先生との繋がりで、OBの先輩に税理士がいることを知り、少しだけ税理士という選択が頭の中に生まれていました。

社会人

選択肢があるというだけで、税理士になる理由もそのための覚悟もなかったため、地元の会社の経理として就職。4年くらい経ったところで、この会社にこのまま居続けるのか...?という疑問が湧き、それならいっそ税理士になって、自分のできることや知っていることを提供した方が良いのでは?と思い、試験勉強時代へ。

受験期

2019年 簿記× 財表〇

勉強は2018年から始めましたが、それが5月のことだったのでさすがにその年の試験はスルーし、専門学校の通信講座で簿記論・財務諸表論一括合格コースを受講していました。
正直なところ勉強したての頃は、自分で決めておきながら本当に税理士を目指すのか半信半疑でした。まずは、一回試験を受けてみてそれから考えよう、という具合でした。結果として財務諸表論に合格し、この時に今までより意思が強くなった気がしています。

2020年 簿記〇 (消費)

前年の雪辱を果たすために簿記論に挑戦し、何とかリベンジとなりました。消費税法をかっこ書きとしたのは、途中まで簿記論と並行で勉強していましたが、直前期に入る頃から簿記論に専念し、消費税法の試験を受けなかったためです。ですが、この時に一応消費税法の基本論点は抑えていたので、それが翌年の結果にも繋がったのかもしれません。
この年の試験直前に新卒以来入社した会社を退職し、1ヶ月半くらい勉強に専念し、試験後に中小の税理士法人に転職しました。

2021年 消費〇

税理士法人へ転職後は、業務時間・内容ともに試験勉強を優先させてもらえる環境でした。結果として、自分でもまさか税法科目を1年で突破できるとは思っていませんでした。前にもnoteに書きましたが、本当に手応えがなかったので、蓋を開けてみないと分からないものです。

大学院以降

2022~2023年 試験免除〇

この間も働きながらではありましたが、依然として、資格取得のための時間を優先してもらっていたので、その間に2年間大学院に通い、修士論文を執筆しました。年明け後すぐに論文提出だったので、年末年始は最後の詰め作業に追われ、久しぶりに徹夜していました。

2023年 税理士登録

3月に大学院を修了するとともに、国税審議会へ試験免除申請を提出し、その認可が下りたのがこの9月でした。そこから、税理士登録のための書類を提出したり、支部長の面接を受けたりといった過程を経て、11月21日に正式に税理士登録となりました。

終わりに

こうして振り返ると、約5年半という期間で税理士登録することができたのは、望外の結果でした。周りの環境に恵まれたことや、気持ちが切れそうになっても何とか持ちこたえられたことなど、色々なことが重なり、それが良い方向に傾いてくれたのかもしれません。

ともあれ、ここからがまた始まりでもあるので、気を引き締めて参りましょう。

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