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11年間共に戦った仲間【大槻晟己】part2

皆さんこんばんは。
森垣陸です。

先日の『11年間共に戦った仲間【大槻晟己】』の第1作目をご覧いただきありがとうございました。本記事も引き続きよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

本記事は、前回の記事との2部作になっておりますので、前回の記事をまだご覧になってない方は是非ご覧ください!✌️

また,今回も対談形式のnoteとなっております。

今回の対談内容は、
『山口誠先生のエピソード』
『2枚替えの極意』
『日大,慶應の印象と初対戦について』
『お互いへのエール,今後の目標』

となっております。

前回と同様に、『大槻晟己』のプロフィールを
簡単に紹介させていただきます。

【プロフィール】

名前: 大槻 晟己
生年月日: 2001年4月17日
出身地: 京都府
出身校: 山王(凌風小)→凌風中→清風高→慶應義塾大
身長: 176cm
体重: 75kg
バレーを始めたきっかけ: 小学校の恩師である伊藤晋治先生(現:清風中学バレーボール部監督)に誘っていただいたこと。

大槻晟己

では,本題の方に入らせていただきます。

Q 山口監督の印象に残っているエピソードはなんですか(最強の補欠として)

左から、大槻晟己、金子玄、山本航世、森垣陸

陸  『僕と大槻と玄(金子玄・清風→関西大)がスタメンじゃない状況で「レギュラーメンバーだけじゃ試合に勝てへん。陸と大槻と玄が必要や」って言われたのが一番印象に残っているかな。
だから二枚替えとかピンサ―でずっと出てたし、そこを信頼してくれていた部分は一番嬉しかったし、印象に残ってる。』


大槻 『その言葉のおかげで、最強の補欠であり続けようと思えたな。』


陸  『モチベーションになった。それがなかったらモチベーションもやる気もない中で、ただしんどい練習してる毎日を過ごしてけど、それがあったから頑張れた。
あとは、B戦の時になんも言わんでも任せられてる感が凄かった。「俺行かんでええやろう」みたいな先生の目線とか心の声が伝わってきた(笑)。それだけ信頼されてたのかなと。
先生はずっとAチームの方にいて、B戦終わって報告しに行ったら「またこんなんや」とか僕らに言ってた(笑)』

大槻 『あったな(笑)』

陸  『岐阜協立みたいに練習試合の時にA戦と体育館が別の時に、B戦終わって報告しにA戦の体育館に戻ったら急に二枚替えとかあった(笑)
戻ってまだ試合してたら「出ろって言われそう」って2人で呟きながら見てた記憶がある(笑)
ただあんまり深い言葉をかけてもらったとかはないな。それだけ僕らが察して考えて行動してたというか。』

大槻 『なんか必死に使われ続けたいというか、その想いの延長線上にチームに必要な人であり続けるみたいなのがあって、色々チームの事を見れたな。』

陸  『先生のやり方に納得してたっていうのはある。』

大槻 『やっぱ一番は、一番山口先生が頑張ってるやんか。やからあんなにエぐいラントレとかやらされるんやけど、山口先生の事憎いとか思った事一回もなかった』

陸  『確かに』

大槻 『普通あんなやられたら、なんやこいつとか思うはずやんか。それもないやんな』

陸  『それがなんでかって言ったら、やっぱ一番熱いし、目標に対して一番熱心やし、近くで接してくれるから、僕たち選手も「頑張らないと」ってそういう風に思わしてくれる監督やったな。
だから、憎んだ事も一回もないな、三年間で。そんぐらい良い先生やったな。』

陸,大槻
『皆さんが思うように素晴らしい先生です!』


Q 2枚替えの極意

2枚替え

陸  『一点目からアップをする事!アップを怠ったことはない。』

大槻 『まじでムズイよな。二枚替えのアップって(笑)』

陸  『タイミングも毎回違うし、流れも違うし、負けてるとか勝ってるとか同点とか。』

大槻 『身体だけじゃ一番あかんと思う。熱量とか一点入った時の喜び方とかって一点目から中の人と同じ風にやっとかんと、ゲームに入った時に周りの勢いに飲まれちゃうんよね。』

陸  『それもあったな』

大槻 『ずっとコートの中にいるつもりで試合を見続けるっていう』

陸  『で、僕が思うのは、二枚替えで入って時に絶対に僕を使わなあかんって事は無いねん。例えば、今は時間差少ないから時間差入って、とりあえずひっかけてサイドに飛ばすとかあったし。
二枚替え入ったら、大槻と僕に決めて得点したら盛り上がるみたいなのがパターンやけど、僕を使わへん戦法もあったし、ベンチにいるときからこういう攻撃でいこうとか毎回毎試合話してたな。』

大槻 『そうやな。どこを通すかとか。』

陸  『もうさっき言ったように一点目から試合に出てるつもりでコートの外側からみてそのまま、スタメンの人に馴染めるに常に準備するってのは考えてたな。
「そろそろ(出番)やろな」とかも予想してたし、言われなくともいつでも行けるような準備はしてたな。』

大槻 『なんか後半になるほど、一致するようになってきたよな。先生とも今やろうなとか。』

陸  『そう思ってたら先生もこっち見て、「あいける」みたいな(笑)
気持ちいいよな(笑)「待ってました!」みたいな
それで段々自信になってきた。まあそりゃ国体とかは失敗したけど。』

大槻 『国体の予選はよかったやんな』

陸  『予選は良すぎた(笑)けどトータルで見たら成功の方が八割方で多かったで!』

大槻 『陸のライト平行は寝起きでも上げれる、レベルで身体に覚えこませた気がする(笑) アフター(練習後の自主錬)もめっちゃやったもんな。』

陸  『めっちゃ練習した。でも実は中3からやってたで(笑)』

大槻 『せやったっけ?(笑)』

陸  『凌風中の時もやってたけど試合で1回しか使ったことない(笑)』

大槻  『なにそれ(笑)』

陸  『やっぱり試合に出るためになんかせなあかんってなって、Aチームのメンバーと違うことしなあかんって考えて速くした。
それが僕らの中では必殺技になったよな。有史(工藤有史: 現VC長野トライデンツ)が速い攻撃じゃないから、そこで変化ついたし、ライト平行やってたら決まるみたいなパターンやってもんな。
唯一止められたのが春高準決勝。(vs駿台学園)

大槻 『ずっと見られたからな』

陸  『僕のせいや(笑)けどその前にいいシーンあったし、良い所と悪いところが出たな。』

大槻 『時間差とかノーマークになって決めれたしな。』

陸  『(二枚替えは)難しいか難しくないかで言うと難しいし意識する事は、沢山あるな。
急に呼ばれて行っても絶対成功せーへんから、さっきも言ったように1点目からアップしてコートに入ってる雰囲気で試合を見る。でどういう戦法で戦うかとかも決めた上でコートに入ったら大体成功する。』

大槻 『せやな。』

陸  『これが2枚替えの極意です!(笑)』


Q 日大,慶應の印象と初対戦について

日大VS慶應


大槻 『日大は別に特別なポテンシャルとかさ、めっちゃ背が高い選手がいるとかじゃないというか』

陸  『高校バレーの延長線上みたいな。』

大槻 『練り上げられているというか(笑)』

陸  『ちゃんと練習してんやろなって感じ?』

大槻 『うん(笑)』

陸  『その通り!(笑)多分筑波、東海、早稲田、日体ぐらいちゃんと練習してると思う。3時間みっちりやるし、レシーブブロックスパイク、六人練習も毎日やるし、全員ボールを最後まで追いかけるとかも徹底して練習してたもん!』

陸  『慶應は発言とか雰囲気とか練習に対して取り組む効率とか含めてほんまに頭の良いチームの練習の仕方やなって練習試合に行って思った。
リーグとかでの慶應の選手同士の会話を聞いてても、僕らとは違うなって感じ(笑)
なんていうか使っている言葉が難しいというか、
頭良すぎて何考えているのか分からない。インスタ含めてsnsとか。』

大槻 『SNSとか力入れてるよな』

陸  『名前の通り慶應がそのまんまバレー部に浸透してるなって印象があった。頭良いですオーラが半端なかった(笑)』

大槻 『まあ多分俺らの長所であり、短所である。時に泥臭い感じを敬遠してしまうだとか、悪い意味で先回りしてしまうというか、、、
あんまり言い過ぎると良くないよな(笑)』

陸  『良いところがあれば良いねん!(笑)』

大槻 『清風ってどっちかというと昭和の体育会の雰囲気やんか。そっから慶應に入って思ったのは、なんか学生が練習も考えるし、全部論理だてがちゃんとしているというか。
練習の組み立てもこの前の試合はどういう所がだめでこういう練習をしたらこうなるからこうしよとか。試合の対策みたいに練習が組み立てられていくというのは最初はびっくりしたかな』

陸 『慶應はその印象しかないわ(笑)』

大槻 『だからこそ俺はワンマンも大切だと思うけど、あんまりそういう事に魅力を感じる人が多くなかった。まあ一長一短。』

陸  『試合で勝つためにこういう練習しようっていうことね。』

大槻 『そうやな』

陸  『それに比べたらこっちはワンマンもあるしな。泥臭くやれば繋がるボールも繋がるしみたいな考えで練習してた。』

大槻 『そう言うのって俺は大事な部分やと思うねん。スポーツって全部が全部想定通りに進むわけじゃないから帳尻を合わせる根性的な部分って大事やと思うけど、そういう数値化できないような部分へのアプローチは俺がいた頃の慶應は苦手やったな。今はどうか知らんけど。』

初対戦について



陸  『僕はあんまり試合中に人と目を合わせて微笑むとか私情を挟まないタイプだけど、大槻の時だけは違った。(笑)自然と笑ってたし、いつもと違う感覚の試合やった。』

大槻 『そうやなぁ』

陸  『良い意味で負けたらやばいとか、絶対勝たないとあかんとかはなかった。試合を単純に楽しんでた!

大槻 『俺もやわ(笑)』

陸  『ここだけは私情を挟んだ。(笑)』

大槻 『ずっと同じコートに居た人がさ、向かい側のコートに居て、かつそれが学生のバレーで言うと最高峰の場所で対戦できるっていうのは...』

陸  『もうマンガの世界!(笑)』

大槻 『二人ともここまで来れてよかったなって思った。』

陸  『そうやな。大槻のところに打って上げられた時とか、「クソー!」とかその場で言ってた。ラリー終わったら目合わせて笑ってた。(笑)
小2から一緒にバレーしてて初めて試合したもんな。』

大槻 『確かに。勝ち負けとかじゃなかった。あの試合は。』

陸  『ほんまにただただ楽しんでた。けどあれが何回も続いたらしんどい(笑)』

大槻 『せやな(笑)』

陸  『そろそろ複雑な気持ちになる。最初で最後で良かったかもしれん。秋は大槻が怪我してたからな。でもちょっと試合出てきてくれたのは嬉しかったで!』

大槻 『俺は全然動けへんかったけどな(笑)
全然動けへんし、ドリブルするし。』

大槻 『でもそれがバレーしてて1番幸せな時間やったな。』

陸  『結果1勝1敗やけど(笑)』

大槻 『(笑)日大強かったな』

陸  『いやいや(笑)でも試合するのは1回でよかった。もう二度とすることはないと思うから。(笑)公式戦で試合するなんて今後絶対ないし、大学の中の一番上のリーグで試合できた事が幸せでした。』

ちょっと嫌がってるよね?笑


Q お互いへのエール,今後の目標


陸  『僕は卒業後ヴィアティン三重でバレーボールをしながら、会社員として働きます。』

大槻 『金融系の会社員として働きます。土日には文教学院中学校(東京)の女子中学生達をコーチする事になってます。』

陸  『僕はまだまだ個人として、可能性を広げていくためにもバレーボール選手としてのスキルアップを頑張ります。仕事もしながらで大変な部分もあると思うけど、自分がなりたい人物像とかなりたい選手になれるようにコツコツ積み重ねて後悔しないようにバレーを続けていきたいなって思ってます。』

大槻 『俺はとにかく最初は死ぬ気で働きます。(笑)やっぱりバレーでVリーグとか行ってやる同期がいるなかで、会社員を選択したからには、やっぱり一流のビジネスマンとか社会に必要とされる人になって、なおかつコーチとしてはやっぱりずっとバレーボールをする側として、色々な成長や経験をさせてもらったから、今度は後輩達を良い未来へ導いていけるような指導者になっていきたい。』

陸  『素晴らしいと思います(笑) 僕は選手を続ける立場、大槻は次はバレーを教える立場で。
それぞれの形でバレーボールに携われていると思うから、それぞれの場所で力を発揮できるように頑張っていきたいな。で、いつでも試合見に来てくれたら。(笑)
それがモチベーションになるし、応援してくれる人や同期がいるとそういう存在はプレイヤーとして頑張る原動力になるからそのために頑張ります!』

大槻 『なんか大学卒業して23歳になるタイミングで、同期の中にこれまでやってきた バレーボールを続けて、なんならそれでご飯を食べていこうって存在がいるのが未だに信じられないというか、凄いやつとバレーしてたんやなって(笑)』

陸  『もっとすごい人はいるけどな!(笑)』

大槻 『そういう人が身近にいないと、子供が〇〇選手みたいになりたいって夢を語られたときに無理だよって言っちゃってたと思うけど、とか有史とかがいるから、なんか別に夢じゃないよって言えるよな』

陸  『頑張れば(笑)』

大槻 『努力と才能とかが色々かみ合えば、全然そういう可能性があるっていうのは、近くにそれを掴み取った人がいるから、思えることやな』

陸  『子供たちに夢と希望を与えられる、そんなバレーボール選手になります。(笑)』

大槻 『そやな、頑張ってもらって。』

陸  『それぐらいか。ありがとうございました!(笑)』

大槻 『ありがとうございました(笑)』


本日も最後までご覧いただきありがとうございます。🙇‍♂️
前回の記事から続けて、初めての対談形式でのnoteとなりましたがいかがだったでしょうか。

最後の質問でも答えたように、今後はありがたいことにそれぞれ違った形でバレーボールに携わることになりました。🏐
大好きなバレーボールにさまざまな形で関わることができてとても嬉しく思います。☺️

本音を言うと、大学でも社会人でもずっと同じチームで一緒にプレーをしたかったです。
大槻とは11年間一緒にバレーボールをしてきましたが、1回も喧嘩をしたことがありません!(笑)
そのくらいお互いのことをリスペクトしていましたし、信頼がありました。
そんな大槻のプレイヤーとしての姿を見ることができない事に複雑な気持ちもあります。
大槻はどんな環境であってもやり切れる素晴らしい人です!そんな大槻に負けないように、僕もバレーボール選手として成長していきます!🔥

大槻晟己は指導者として、僕はプレイヤーとして。お互いに仕事をしながらという形ですが、バレーボールに携われることに感謝して子どもたちに夢や希望を与えられる存在になれるようこれからも頑張ります。💪

また社会人としても、立派となり必要とされる人間になれるよう日々勉強して参ります。📖

引き続き、『大槻晟己』『森垣陸』をよろしくお願いいたします。🙇‍♂️

3月下旬にナガシマスパーランドに行きました!


以上で今回の記事は終了となります。

次回の記事については、
『兄と一緒にシーズンの振り返ろうかなぁ〜』
って考えてます!(笑)

公開日時は未定ですが、気長に待っていただけると幸いです。🙏


それとちなみに!(笑)
今回のnoteは日本大学の後輩たちの春季リーグを見ながらゆっくり書いてました!✌️
書いてるうちに試合が終わってしまいました💦

僕が期待している選手として紹介させていただいた、『髙島優作』の大活躍でした!
スタメンだけでなくそれ以外のメンバーもすごく頑張って、みんなで掴んだ勝利で、見ていて鳥肌モノでした!!!
ナイス勝利!おめでとう!
明日も頑張ってください!
応援しています!
📣

優作がんばれー!!!


それではまた次回のnoteでお会いしましょう👋

(写真の方を許可なく使わせていただきました。)
(申し訳ございません。)

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